食べる楽しさ感じて！　札幌市学校給食栄養士会が第３８回学校給食展

（関係団体 2015-11-09付）

札幌市学校給食栄養士会が学校給食展

　札幌市学校給食栄養士会（渡辺京子会長）は十月下旬、ＪＲ札幌駅西コンコースで第三十八回学校給食展を開催した＝写真＝。テーマ「きゅうしょくで学ぼう！食べる楽しさ大切さ」のもと、食指導のパネル展やスタンプラリー、野菜計量体験などを実施。望ましい食生活の啓発を図った。

　この取組は、学校給食や学校における食育の実践を紹介することによって、広く市民に理解を深めてもらうとともに、子どもたちの健やかな成長を願い、家庭・地域への望ましい食生活の啓発を図ることを目的に毎年実施している。

　栄養士によるわくわく食育ショーを六回実施。劇型の朝ごはんクエストと参加型の朝ごはん○×クイズを行い、朝ごはんを食べることの大切さを伝えた。

　パネルや実物展示では、異学年などで交流するランチルーム給食や献立を選択して予約するリザーブ給食、バイキング給食のほか、学校給食を作る過程で発生する調理くずや残食などの生ごみを堆肥化。その堆肥を活用して栽培した作物を学校給食に取り入れるフードリサイクルの取組を紹介。給食の献立や同会の活動についても展示した。

　来場者は、豆つかみに挑戦する「はし１グランプリ」や一日に必要な野菜の量を計量する「野菜計量体験コーナー」を体験したほか、食育ショーに参加して楽しんだ。

　渡辺会長は「学校で取り組んでいる食育の実践が、どのように行われているか広く知っていただき、家庭などでもできる範囲で実施してほしい」と話していた。

(関係団体 2015-11-09付)