創立70周年に向け道路工業 絵本1000冊寄贈、豊かな心育むツールに 札幌市内すべての児童会館へ( 2015-12-08付)
道路工業が絵本寄贈
「子どもたちに豊かな心を!」―札幌市中央区に本社を置く道内舗装大手の道路工業㈱(中田隆博社長)は、市内に百九十八あるすべての児童会館およびミニ児童会館に対して絵本を寄贈する。同社が創立七十周年を迎える平成三十一年までの五年間にわたって毎年二百冊ずつ、計一千冊を寄贈し、各館を利用する子どもたちに絵本に親しんでもらう計画だ。
同社では、五年後に迎える創立七十周年記念事業の一環として今回、施設を利用する子どもたちに絵本に親しんでもらい、豊かな心を育むツールとしてもらおうと、市内すべての児童会館・ミニ児童会館に対して一館当たり五冊、約一千冊(約一五〇万円相当)もの絵本を寄贈することを決めた。
初年度となることしは、中央区と豊平区の三十九館が対象。取組の皮切りとなった三日には、中田社長と藤野龍一常務執行役員らが同社社屋にほど近い幌西児童会館を訪問した。放課後、施設に集まった子どもたちによる贈呈式が行われ、中田社長が児童の代表に対して絵本五冊を寄贈。
中田社長は「まちの将来を背負って立つ皆さんの役に立ちたい。数に限りがあるが、楽しみの一つになれば。絵本を通して知識を蓄え、心豊かな子に育ってほしい」と呼びかけた。子どもたちからも手作りの感謝状と、「絵本は一人で読んでも、みんなで読んでも楽しい。大切にします」とのお礼の言葉を受け取った。
このあと、贈呈式に駆けつけた市こども未来局の岡部忍子ども育成部長が、秋元克広市長からの感謝状を伝達。「多くの子どもたちにとって心の友となる」などと、同社による取組をたたえた。最後に、中田社長や岡部部長らを囲み記念撮影に臨んだ=写真=。
中央区にある児童会館・ミニ児童会館は十七館。各館五冊ずつ、計八十五冊を寄贈した。また、七日には西岡高台児童会館を訪れ、豊平区にある二十二館分、百十冊の絵本を贈った。
( 2015-12-08付)