【解説】SPH指定校公募、22日まで(解説 2016-02-08付)
文部科学省は、二十八年度「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」(SPH)を公募している。高度な知能や技能を身に付けた専門的職業人を育成するため、先進的な卓越した取組を行う専門高校(専攻科を含む)を指定し、実践研究を行う。締切は二十二日午後六時(必着)。二十七年度は、農業や水産学科のある高校十校が指定されている。
専門高校においては、職業の多様化や職業人として求められる知識・技能の高度化に対応した実践的な教育が求められており、地域や産業界の人材などの外部人材の協力を得ながら、実践的な教育を充実することが課題となっている。
SPHは、先進的で卓越した取組を行う専門高校(農業・工業・商業・水産・家庭・看護・情報・福祉の八学科)を指定し、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成することを目的に、調査研究を行うもの。指定期間は三年、専攻科を含める場合は五年間。
指定校は、企業などから実践的な技術指導や長期の就業実習を受けるほか、大学や高等専門学校、研究機関などから講座の実施、最先端の研究指導などの協力を得る。また、実験・実習、課題研究、起業家教育など特色あるカリキュラムの編成、高度な技術・技能の習得、高度な資格取得のための新たな取組などについて研究開発を行う。
指定を希望する学校は、指定申請書に、①現在の課題②研究の目的③研究の達成目標④目標を達成するための内容・方法―など、研究開発計画を記載。研究開発計画の内容を審査し、適切と認められた場合、SPHに指定される。指定学校数は八~十校程度。一校当たりの初年度委託費は八百~一千万円程度が上限となる。 詳細は、文科省ホームページの「企画競争・公募等情報検索」画面で。
(解説 2016-02-08付)
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