札幌市立高合同ボランティア実行委　１２２人が雪まつりで活動　仲間と協力しイベントを補助

（関係団体 2016-02-15付）

さっぽろ雪まつりつどーむ会場で活動

　市立高校生徒会役員等で構成する市立高校合同ボランティア実行委員会は六日、第六十八回さっぽろ雪まつりつどーむ会場でボランティア活動を実施した＝写真＝。札幌市立高校の生徒百二十二人が参加。仲間とともに協力して運営補助に当たり、充実感や自己有用感を高めた。

　この取組はボランティア活動を通して、幅広い世代の人々とふれあい、他者の役に立つことで充実感や自己有用感をもつ機会とすることを目的としている。

　また、同じ地域の高校生同士が一つの企画に参加して交流することで、連帯感や互いの個性を生かしながら共感・協力する姿勢を養うことを目指した。

　ことしで三回目を迎えるもの。札幌市若者活動センターの協力を得て実施しており、市立高校八校のほか、今回初めて市立札幌開成中等教育学校の四年生も参加した。

　当日、生徒たちはチューブスライダーや氷の滑り台、幼児が雪遊びする「わくわくタッピーランド」などで運営の補助に当たった。

　チューブスライダーではスタートや滑走後の補助のほか、帽子など参加者が滑った際の落とし物を届けた。

　わくわくタッピーランドでは幼児と楽しく雪遊びをしたほか、安全確保に努めた。

　また、各アトラクションで順番待ちをしている子どもになぞなぞを出して飽きさせないようにしたほか、企画の寄せ書きでは訪れた外国人観光客に英語でメッセージを求めるなど積極的に活動していた。

　実行委員長で札幌新川高校二年の紺野翔子さんは、「リーダーのような役割を担うのは初めてで、打ち合わせなど各校の日程調整など苦労したが、活動を通してスケジュールを調整する力や仲間とともに協働する面白さが分かった。今後も、自分に何ができるか考え、社会に貢献していきたい」と話した。

　同会の担当である札幌新川高校の佐藤昌弘副校長は「生徒たちは初めて取り組む子も多く、緊張していたが子どもと接することで自己有用感を高めることができたと思う。この活動を機会にこれからも社会に積極的に貢献してほしい」と話していた。

(関係団体 2016-02-15付)