渡島局が特別支援連携協議会開く 個別のニーズに対応を 支援体制強化へ情報共有
(道・道教委 2016-02-26付)

渡島局特別支援連携協議会
学校、家庭、地域が一体となり教育方針を固めることを申し合わせた

 【函館発】渡島教育局は十九日、渡島合同庁舎で第二回特別支援連携協議会および専門家チーム会議を開催した。三十人余りが出席。障がいのある幼児児童生徒の支援体制を強化するため、管内関係団体の対応状況について情報を共有した=写真=。

 専門家チーム会議に続いて行われた特別支援連携協議会では、はじめに事務局が、特別支援教育における体制整備の進捗状況を説明。校内委員会や特別支援コーディネーターの設置状況を校種別に紹介したほか、発達障がいや幼児期の子どもを支援することを目的とした各種セミナーの成果を発表した。

 これらを踏まえ、進行役を務めた伊藤伸一教育支援課長は、個別の教育支援計画を作成することの意義を強調。「途切れることのない一貫した支援の提供を」と呼びかけ、出席者に発言を求めた。

 函館市特別支援学級設置学校長会長を務める桔梗中学校の中村吉秀校長は、市の取組として、「小・中の引き継ぎの際には、サポートシートを活用している」と説明。個別特性を広く認知し、情報を円滑に伝達する上での有効性を示し、関係者に実践を呼びかけた。

 最後に行った協議では、教育相談および支援体制整備の成果と課題について情報を交流。個別のニーズに対応するためにも、学校と家庭、地域が一体となって具体的な教育方針を固めていくことを申し合わせた。

(道・道教委 2016-02-26付)

その他の記事( 道・道教委)

4団体に晴れの栄誉 27年度管内教育実践表彰受賞者―十勝教育局

 【帯広発】十勝教育局は、二十七年度管内教育実践表彰の受賞者を決定した。学校教育三団体、社会教育一団体の計四団体が晴れの栄誉に輝いた。表彰式は、三月二日午前十時三十分から幕別町百年記念ホール...

(2016-02-29)  全て読む

27年度渡島管内教育実践表彰式 多大な功績に敬意表す―渡島教育局

渡島局教育実践表彰式  【函館発】渡島教育局は二十三日、道立函館美術館で二十七年度渡島管内教育実践表彰式を執り行った=写真=。受賞した四校、五個人に辻俊行局長が表彰状を手交。多大な功績に敬意を表するとともに、今後...

(2016-02-29)  全て読む

道の28年度私学関係予算案 1・9%減、476億円

 道は、二十六日に開会した一定道議会に二十八年度私学関係予算案を提案した。予算規模は、前年度肉付補正後比一・九%減、総額四百七十六億二千二百九十万円。  主な事業をみると、私立高校管理運営...

(2016-02-29)  全て読む

5団体1個人たたえる 後志局が27年度管内教育実践表彰式挙行

後志局管内教育実践表彰式  【倶知安発】後志教育局は二十三日、後志合同庁舎で本年度後志管内教育実践表彰式を挙行した。武田信吾局長が五団体一個人の優れた教育実践をたたえ、それぞれに表彰状と記念盾を手渡した=写真=。 ...

(2016-02-29)  全て読む

道いじめ問題審議会開く 保護者との信頼関係構築 調査委提出の提言を踏まえ

道いじめ問題審議会  二十七年度第二回道いじめ問題審議会が二十三日、札幌市内の北農健保会館で開かれた=写真=。道いじめ調査委員会が道に提出した提言への対応について協議した。開会あいさつで、杉本昭則学校教育監は「...

(2016-02-26)  全て読む

27年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査―道教委が北海道版報告書 小中男女とも改善傾向 154市町村の状況など掲載

 道教委は、『二十七年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査北海道版結果報告書』を取りまとめ、二十五日の道議会文教委員会に報告した。前年度より四十市町村増の百五十四市町村における小・中学校の状...

(2016-02-26)  全て読む

道教委がSSW連絡協・フォーラム 学校等との連携方策探る 実践報告やパネル協議など

道教委SSW連絡協フォーラム  道教委は二十三日、道庁別館で二十七年度第二回スクールソーシャルワーカー連絡協議会兼スクールソーシャルワーカーフォーラムを開いた=写真=。スクールソーシャルワーカー(SSW)活用事業のSSW...

(2016-02-25)  全て読む

オホーツク教育局いじめ問題等対策連絡協議会 未然防止へ6つの提言案 事例発表など踏まえ議論

オホ局いじめ対策連絡協  【網走発】オホーツク地域いじめ問題等対策連絡協議会の本年度第二回会合が十六日、オホーツク合同庁舎で開催された。豊かな人間性を育む心の教育の充実、子どもと過ごす時間の充実、教職員を対象とした...

(2016-02-25)  全て読む

「学びカフェ」推進事業作業部会 〝聴く・話す〟留意点示す 3月にハンドブック配布

 道教委が設置する地域の教育力向上推進委員会家庭教育「学びカフェ」推進事業作業部会は、『家庭教育ナビゲーターハンドブック(案)』を作成した。コミュニケーションのポイントと子育てに関する話題の...

(2016-02-25)  全て読む

子育て・家庭教育アンケート調査―道教委 子育てにスマホ使用32.2% 保護者向けプログラム作成へ

 道教委は、「子育て・家庭教育に関するアンケート調査」の結果をまとめた。幼児の保護者で、泣きやませたり、あやしたりするときに、スマートフォンやタブレット端末を「よく使う」「時々使う」保護者が...

(2016-02-25)  全て読む