学校力向上総合実践管内研究協議会―十勝局 さらなる充実・発展期待 講話や説明、実践事例発表など(道・道教委 2016-04-05付)
事業関係者ら15人が出席
【帯広発】十勝教育局は三月二十五日、幕別町内の十勝教育研修センターで「学校力向上に関する総合実践事業管内研究協議会」を開催した=写真=。同事業の関係者ら十五人が参加し、十勝教育局の沼田拓己義務教育指導監が「実践指定校・近隣実践校に期待すること」と題して講話。同事業のこれまでの成果を振り返った上で、今後も同事業が充実・発展するよう期待を寄せた。
「学校力向上に関する総合実践事業」に対する理解を深め、次年度の事業実施に向けた見通しをもつとともに、今後の取り組むべき具体的な改善策等について協議を行い、管内における学校力向上と一層の充実に資することが目的。同事業の実践指定校および近隣実践校の校長、教頭、教諭ら十五人が参加した。
開会、オリエンテーションのあと、沼田義務教育指導監が「実践指定校・近隣実践校に期待すること」と題して講話した。
沼田義務教育指導監は、同事業の現状について「この五年間で事業に広がりが生まれた」と報告。実践指定校である大樹町立大樹小学校の実践例を示した上で、教職員の一人ひとりの意識の高さや団結力の高さなどを講評した。
また、実践指定校への期待として「継続」「徹底」「深化」の三つのキーワードを提示。①事業の背景、趣旨、内容を再確認する②教職員間で共有する③システムの確立と風土をつくる④授業の質を向上させる―の四点を実行するよう求めた。
さらに、連携校に対しては、同事業の成果を効果的に吸収し、幅広く普及することや教育課程、指導方法の改善に向けて反映させるよう呼びかけた。
続いて、十勝教育局の佐藤育子教育支援課長が事業の趣旨や内容について説明した。
このあと、大樹小の澤田靖教頭と大樹町立大樹中学校の大橋一博教諭が自校の実践を発表したほか、今後の取組について協議を深めた。
(道・道教委 2016-04-05付)
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