活力と魅力ある研究を　札教研事業第４回運営委―札幌市教委

（市町村 2016-05-09付）

研究推進や研究体制など協議

　札幌市教委は四月二十六日、市内ちえりあで札幌市教育研究推進事業第四回運営委員会を開催した。約百三十人参加。本年度の重点の説明や研究推進に関する事項、研究体制などの協議を行った＝写真＝。

　各校の教職員は、札幌市教育研究推進事業に基づき、研究活動を通じてそれぞれの資質の向上や研修に努め、各学校の教育の振興を図る取組をしている。

　同運営委員会は、授業改善や業務推進に関する資質の向上を図り、教職員のネットワークを築きながら学び合うことを目指して開催するもの。

　はじめに、紺野宏子研修担当課長があいさつ。札幌市学校教育の重点にふれた上で、「各研究部会で課題探究的な学習を取り入れた授業の充実を図りながら、研究をしてほしい」と要請した。また、校務支援システムで共有できる指導案および資料が、百五十を超えていることにふれ、「多くの先生方に授業づくりの参考として、積極的に活用してほしい」と述べた。その上で、新たな体制で二年目を迎えたことに対し、「力を合わせ、活力と魅力あふれる札教研事業を創造していきたい」と呼びかけた。

　続いて、村岡美千世研修担当係長が、本年度の重点について説明。子どもたちの「学ぶ力」の育成に向けて、「部会制による協働研究の充実」「校内研究の充実」の二点を重点とした。中でも、「部会制による協働研究の充実」については、新たに「小学校外国語活動研究部準備委員会を設立する」と話した。

　このあと、「全市研究テーマ」「研究推進計画」「研究内容・方法」など本年度の研究推進について協議した。

　なお、本年度の春の研究会は六月十四日、秋の研究会は十月十二日に行う予定。

(市町村 2016-05-09付)