親学セミナーが好評―今日的課題の解決へ空知局　幅広い学習機会を提供　前年度３８回開催し１５００人参加

（道・道教委 2016-05-20付）

職員が精力的に管内を回り、学習・生活習慣定着に向けた実践を呼びかけた

　【岩見沢発】空知教育局は、保護者や地域住民を対象に、学習習慣の定着に向けた「空知親学セミナー」を展開している。市町教委、ＰＴＡや学校等の要請のもと、幅広いテーマで講義やワークショップを設け、各会場で開催。二十七年度には「子どもの望ましい生活習慣の定着」「学力向上」をテーマに計三十八回のセミナーを実施し、延べ一千五百七十人が参加するなど、取組の効果が確実に表れている。

　事業は、管内小・中・高校の児童生徒の保護者、地域住民が対象。子どもの学習習慣の定着や生活習慣の確立などに関する講義、ワークショップを行い、今日的な教育課題への対応を学ぶ機会を提供している。

　局が市町教委、ＰＴＡ、学校等の要請に応え、プログラムの構成、会場での説明・進行役を担当。局が二十五年度まで実施してきた「親学ＵＰ！プロジェクト」を踏襲する形で二十六年度から開始し、二十七年度には三十八回のセミナーを開催。延べ一千五百七十人が参加した。

　テーマは、「子どもの望ましい生活習慣」「学力向上に向けた学校と家庭の連携」「携帯電話・インターネットトラブル防止など情報モラル向上」「親子で行う家庭学習」「手軽にできる体力向上」など、関係機関からの要請に応える形で多岐にわたっている。

　二十七年度には、学校やＰＴＡからの依頼が増加。社会教育指導班の池田直也主査は「スマートフォン利用のルールづくりの動きが加速していることもあり、取組が浸透しつつある」と手応えを感じている。「大切なことは、伝えた内容を各家庭で実践してもらうこと。幅広く学習機会を提供していきたい」と話す。

(道・道教委 2016-05-20付)