【解説】高校生バイト、33%トラブル経験
(解説 2016-05-23付)

 アルバイトの経験がある高校生の三二・六%が、労働条件などで何らかのトラブルを経験していたことが厚生労働省の調査で分かった。

 労働条件が過酷な「ブラックバイト」の問題を受けて調査。昨年十二月からことし二月に開催された高校生を対象とする労働法に関するセミナーの参加者にアンケートを行い、アルバイト経験のある一千八百五十四人の回答をまとめた。

 アルバイト先は、スーパーマーケットが二二・六%で最も多く、次いで、コンビニエンスストアが一四・八%、牛丼などのチェーン飲食店が六・七%などとなっている。

 回答者の六〇・〇%が、労働基準法で雇用者に交付を定めている時給や残業の有無などを記載した「労働条件通知書」を受け取っておらず、また、口頭でも説明を受けなかった高校生が全体の一八・〇%にのぼった。「不当な扱いはなかった」は三四・七%だった。

 三二・六%の高校生が、労働条件などで「何らかのトラブルがあった」と回答。トラブルの内容を複数回答で聞いたところ、「採用時に合意した以上のシフトを入れられた」が一一・二%で最多。「採用時に合意した仕事以外の仕事をさせられた」が八・八%、「一方的な勤務シフト変更を命じられた」が七・〇%で続いた。

 また、「一日に労働時間が六時間を超えても休憩時間がなかった」が四・八%、「働いた時間分すべてがアルバイト代に計算されていなかった」が三・八%など、労働基準関係法令違反のおそれがあるトラブルもあった。

 八・二%の生徒がアルバイトをしたことで勉強に支障が生じたと回答。

 厚労省は、業界団体に適切な対応をとるよう要請するなど対策を強化する方針だ。

(解説 2016-05-23付)

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