ユニセフ・キャラバン・キャンペーン　国際協力への参加求める　知事・教育長とメッセージ交換

（道・道教委 2016-05-27付）

千寿参事（写真左）と柴田教育長がメッセージを交換

　公益財団法人日本ユニセフ協会（赤松良子会長）は、本道での「ユニセフ・キャラバン・キャンペーン」の一環として二十四日、同協会学校事業部の千寿満城参事などキャラバンメンバーが高橋はるみ知事および道教委の柴田達夫教育長を表敬訪問し、メッセージを交換した＝写真＝。

　キャンペーンは、ユニセフの活動の普及啓発を目的に、一九七九年の国際児童年から開始された。同協会の職員がキャラバンを編成して各都道府県を訪問。約四年かけて全国を一巡するもので、本道への訪問は九回目となる。

　うち、道教委では、千寿参事が柴田教育長とメッセージを交換。千寿参事は戦争や貧困に苦しむ子どもたちの現状を訴え、「世界の子どもたちのため、ユニセフ事業に対する教育行政面からの理解・支援を」と要請した。

　これに対し、柴田教育長は「本道の子どもたちが同じ地球上に生きる同世代の子どもたちのおかれている厳しい状況に認識を深め、国際協力への関心を高める機会としてユニセフの活動は意義あること」と応じた。

　このあと、小・中・高校の教職員や教育委員会の職員などを対象に、国際理解教育の推進などを目的として、ホテルライフォート札幌でユニセフ研修会を開催した。

　なお、二十五日には札幌市立山鼻南小学校、柏中学校、二十六日には札幌英藍高校、二十七日には登別市立幌別小学校、幌別中学校を訪問。各校でユニセフ教室を開催し、開発途上国の子どもたちを取り巻く現状を説明するとともに、国際協力への参加を呼びかけた。

(道・道教委 2016-05-27付)