文科省・望ましいネット利用環境醸成推進事業 中高で研究協力校14校指定 生活習慣改善プログラムを実施―道教委(道・道教委 2016-06-21付)
道教委は、「望ましいインターネット利用に向けた環境醸成推進事業」の二十八年度研究協力校に、千歳市立北斗中学校など中学校七校、岩見沢緑陵高校など高校七校の計十四校を指定した。文部科学省委託事業。各校では、「生活習慣チェックリスト」「睡眠チェックシート」の活用などの生活習慣改善プログラムを実施する。
同事業は、文科省委託「中高生を中心とした生活習慣マネジメント・サポート事業(ネット利用も含めた望ましい生活習慣定着推進モデル事業)」として、二十七・二十八年度の二ヵ年で実施。
ネットの過度の利用による睡眠時間や学習時間への影響など、生活習慣に関する新たな課題の解決に向け、子どもや保護者の意識の変容を図るとともに、ネット利用も含めた望ましい生活習慣にかかわる機運の醸成を図る。
「研究協力校における生活習慣改善プログラム」と「青少年教育施設を活用した生活習慣改善プログラム」を行う。
うち、「研究協力校における生活習慣改善プログラム」は、二十七年度に中学校を七管内七校、高校を七管内七校指定。二十八年度は、前年度に中学校を指定した七管内で高校を、高校を指定した七管内で中学校を指定し、二ヵ年で各管内とも中学校、高校を各一校を指定し取り組む。
本年度指定校は、千歳市立北斗中など中学校七校、岩見沢緑陵高など高校七校の計十四校。
各校では、生徒と保護者を対象に、「ネット利用も含めた生活習慣に関する事前調査」を実施。
その後、「生活習慣チェックリスト」「睡眠チェックシート」を活用した生活習慣改善の取組を、二回にわたって行う。一回目は、「事前調査」実施後の二週間(八~十月)。二回目は、冬休み前までの二週間。
また、「事前調査」の結果を踏まえ、生活習慣地域支援員等と連携しながら、各校の課題に合ったテーマを設定し、生徒・保護者対象の研修会などを開く。
生徒主体の取組として、生徒会に生活習慣マネジメント委員会を設けるなどして、ネット利用も含めた生活習慣について意見交換等を行う。
「睡眠チェックシート」などを活用した二回目の取組のあとに、「ネット利用も含めた生活習慣に関する事後調査」を実施。これまでの取組の検証、分析、評価を行う。
これらの取組では、文科省作成の資料や、「どさんこアウトメディアプロジェクト」の学習アイテムなどを活用する。
本年度研究協力校はつぎのとおり。
▼中学校
▽石狩=千歳市立北斗中▽日高=日高町立門別中▽桧山=せたな町立瀬棚中▽上川=上富良野町立上富良野中▽留萌=増毛町立増毛中▽宗谷=幌延町立幌延中▽十勝=帯広市立帯広第二中
▼高校
▽空知=岩見沢緑陵高▽後志=蘭越高▽胆振=鵡川高▽渡島=函館西高▽オホーツク=北見商業高▽釧路=釧路東高▽根室=別海高
(道・道教委 2016-06-21付)
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