札幌市和光小に東京フィルが来校　プロとの共演楽しむ　ワークショップ授業実施

（学校 2016-07-01付）

全校児童が参加し、音楽を楽しんだ

　札幌市立和光小学校（髙安敦子校長）は六月二十一日、同校体育館で東京フィルハーモニー交響楽団によるワークショップ授業を開催した＝写真＝。全校児童約四百四十人が参加。プロの演奏を間近で聴いたり、ボディーパーカッションで共演したりするなど音楽を楽しんだ。

　同校では本年度、文化庁の「文化芸術による子供の育成事業（巡回公演事業）」を活用。八月三十日には同楽団総勢八十人によるフルオーケストラを味わう予定となっている。

　この日は、八月三十日の演奏会に向けたワークショップ（事前指導）を実施。同楽団のメンバー五人が学校を訪問した。

　同楽団メンバーは、はじめに楽曲「剣の舞」を演奏し、それぞれの楽器を紹介。続いて、児童たちが校歌を披露したほか、八月三十日の演奏会で交響詩「フィンランディア」の演奏に合わせて歌うこととなっている、同校オリジナルの歌詞を考えたりした。

　また、同楽団メンバーと児童たちがボディーパーカッションのリズムで問答したり、演奏とボディーパーカッションを合わせたりするなど、プロの音楽家と多彩な共演を楽しんだ。

　髙安校長は「大編成のオーケストラの生演奏を全校で聴くことは、貴重な経験。感性を働かせて音楽を鑑賞することは、表現の活動に生かすことができる大切な学習になる」と話していた。

(学校 2016-07-01付)