道小学校家庭科教育連盟が総会 新主題を設定し実践研究 10月に札幌で研究大会開催(関係団体 2016-07-19付)
「自らよりよい生活を創りだす子ども」を主題に、本年度の研究に臨む
道小学校家庭科教育連盟(新岡惠会長)は九日、札幌市立円山小学校で二十八年度総会・夏季研修会を開いた=写真=。本年度新たに、研究主題「自らよりよい生活を創りだす子ども~生活を見つめなおし疑問や気付きを生み子どもの言葉や行動が変化する学習」を設定して実践研究に取り組み、その成果を十月に開く研究大会で共有することにした。
総会では、新岡会長があいさつ。「家庭科は、社会や地域とのかかわりの中で、自分は〝どのように生きていくのか〟〝どのように自分の生活を創造していくのか〟といった人間としての生きる力に直結する知識・技能・態度を養う魅力的な教科」と指摘し、そのことを踏まえ、新しい研究主題を設定したことを説明した。
また、「変化の激しい未来を生きる子どもたちに、日常生活に必要な基礎的・基本的な知識・技能を身に付け、自立するための基礎を育み、家庭や地域とともに、生活場面の問題を主体的に解決する力をともに育てていきたい」と述べた。
過日決定した二十八年度役員・事務局員の紹介のあと、議事に入り、二十八年度運営活動計画などを決定した。
本年度新たに、研究主題を「自らよりよい生活を創りだす子ども」、副主題を「生活を見つめなおし疑問や気付きを生み子どもの言葉や行動が変化する学習」と設定。実践研究の視点は「生活を見つめることで疑問や気付きを生む教材化」「言葉や行動に変化を促す教師のかかわり」の二点とし、取組を進める。
十月十四日に札幌市立平岡中央小学校で第五十四回道小学校家庭科教育研究大会札幌大会を開き、研究提言や公開授業、研究協議などを通して、研究の成果を披露する。
総会後の夏季研修会では、研究部担当者が研究主題の説明を行った。また、優良教材㈱企画開発室マネージャーの桂登美子氏が「教材製作を通して市販教材について考える」と題して講話を行った。
二十八年度役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=新岡惠(札幌市拓北小校長・新)
▽副会長=山崎俊宏(札幌市栄西小校長・新)、齋藤眞美子(旭川市啓明小校長)、小川祥子(函館市青柳小校長・新)、山内雅恵(釧路市昭和小校長)
▽事務局長=石澤優子(札幌市本郷小校長)
▽事務局次長=近香奈子(札幌市円山小教頭)、竹ヶ原由紀子(札幌市南小教頭)
(関係団体 2016-07-19付)
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