乙部町教委「スポーツ教室」開催　的確な指導でスキル向上　サッカーと水泳、専門家が指導

（市町村 2016-09-02付）

民間のベテランインストラクターが指導

　【江差発】乙部町教委は、二十八年度スポーツ教室として第一弾「サッカー教室」、第二弾「水泳教室」を開催した。うち、水泳教室は、八月十七日と二十二日の二回にわたって実施＝写真＝。民間のベテランインストラクターが指導に当たり、小・中学生の記録の更新を手助けした。

　昨年度実施した町制施行五十周年記念事業の継続事業として企画。昨年度はプロや五輪出場の元選手を呼んで、野球、サッカー、バレーボール、バスケットボールの各教室を開いた。

　一過性の事業として終わらせず、継続的にスポーツの振興を図るため、町教委は二十八年度もサッカーと水泳の二種目について、プロの指導を受けられる機会を設けることにした。

　第一弾「サッカー教室」は、四月下旬にプロフットサルチーム「エスポラーダ北海道」が春キャンプを開催するのに合わせて実施。少年団の子どもたちは、選手を交えた練習試合を通じてトップレベルの技術にふれた。

　第二弾「水泳教室」は、今月十七日と二十二日に開催。テーオースポーツクラブ（函館）の女性インストラクター二人が来町し、少年団の児童生徒約二十人にクロール、バタフライ、平泳ぎ、背泳ぎを指導した。

　今月二十八日に、桧山水泳協会が主催する最後の小中学生水泳競技大会（乙部町大会）が控えているため、児童生徒は自己記録の更新を目指して、指導を仰いだ。

　担当の和島央法社会教育係長は「少年団のコーチが言うのと、ベテランのインストラクターが言うのとでは、同じ指導内容でも子どもたちの受け止め方が違う。インストラクターによる的確なアドバイスを、子どもたちは静かに真剣に聞いていた」と振り返った。

(市町村 2016-09-02付)