【解説】 8月末の少年非行等概況―道警
(解説 2016-09-26付)

 道警本部少年課は、ことし八月末における「少年非行等の概況」をまとめた。

 検挙・補導された非行少年は七百九十九人(うち女子百三十五人)で、前年同期に比べ二百三十人、二二・四%減少した。

内訳は、刑法犯が二百三十四人減の六百九十人(うち女子百十四人)、特別法犯が十人増の百八人(同二十一人)、ぐ犯少年は男子一人で六人減少。

 飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年として、七百九十五人(六・九%)減の一万六百五十人(うち女子二千七百九人)が補導された。

 刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が四百二十七人で、全体の六一・九%を占め、その手口では、万引きが三百二人と、最も高い割合(七〇・七%)を占めた。

 学職別では、高校生が四十人減の百九十四人、中学生が百十五人減の百九十人で、中・高校生で全体の五五・七%を占めた。小学生は一人減の百三十五人。その他学生が二十四人減の三十八人、有職少年が四十一人減の八十二人、無職少年が十三人減の五十一人だった。

特別法犯で検挙された百八人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が十八人増の三十九人、道育成条例が二人増の十二人、軽犯罪法が十二人減の六人、売春防止法が一人増の五人など。

 薬物乱用では四人少ない四人が検挙・補導された。

一方、福祉犯の検挙人員は百七十九人で、二十六人(一二・七%)減少。被害に遭った少年は十二人少ない百十四人。このうち、児童・生徒、学生は九十一人で、被害者全体の七九・八%を占めた。出会い系サイトなどを利用して福祉犯被害を受けた少年は五十一人で、前年同期に比べ三人増加した。

(解説 2016-09-26付)

その他の記事( 解説)

【解説】3日は「道民健康づくりの日」

 道民が生涯を通じて健康であるためには、道民一人ひとりが「自らの健康は自らの手で」という自覚と意識を高めるとともに、道民みんなが家族ぐるみ、地域ぐるみといった組織的な健康づくりに取り組む必要...

(2016-10-03)  全て読む

【解説】麻しん風しんワクチン接種状況

 厚生労働省が公表した二十七年度の「麻しん(はしか)風しん予防接種の実施状況」によると、ワクチンの接種率は、第一期(一歳児)が九六・二%、第二期(年長児)が九二・九%と、第二期の方が低い傾向...

(2016-09-30)  全て読む

【解説】メールなど独特の〝打ち言葉〟浸透

 電子メールで絵文字を使ったことがある人は五六・一%にのぼり、男性(四三・七%)より女性(六七・六%)が多いことが、文化庁の二十七年度「国語に関する世論調査」で分かった。(笑)(汗)(怒)な...

(2016-09-29)  全て読む

【解説】 子どもに対する前兆事案―8月末

 道警本部は、「子どもに対する前兆事案の届出受理状況」をまとめた。八月末時点で、前年同期に比べ百六件少ない六百十六件を受理した。  前兆事案とは、子ども(十三歳未満)を対象とする性犯罪など...

(2016-09-28)  全て読む

【解説】「ら抜き」初の多数派―国語世論調査

 いわゆる「ら抜き言葉」のうち、「見れた」「出れる」を使う人の割合が、正しい使い方である「見られた」「出られた」を上回ったことが、文化庁の二十七年度「国語に関する世論調査」で分かった。  ...

(2016-09-27)  全て読む

【解説】虐待死6割超がゼロ歳児

 二十六年度に虐待(心中を除く)によって死亡した十八歳未満の子どもは、前年度より八人多い四十四人だったことが、虐待による死亡事例等を分析・検証する厚生労働省の専門委員会の第十二次報告で明らか...

(2016-09-23)  全て読む

【解説】虐待通告、上半期初の2万人超え

 全国の警察がことし上半期(一~六月)、虐待を受けている疑いがあるとして児童相談所に通告した十八歳未満の子どもは、前年同期比四二・三%増の二万四千五百十一人と、上半期の統計が残る平成二十三年...

(2016-09-21)  全て読む

【解説】大卒就活、来年も3年生3月―経団連

 現在大学三年生で三十年春に卒業する学生の就職活動について、経団連は、現在選考活動が進められている二十九年春入社と同じ日程にすることを正式に決定した。相次ぐ日程変更による学生の混乱を避けるこ...

(2016-09-16)  全て読む

【解説】高卒者の求人倍率6年連続上昇

 厚生労働省は、就職活動があす十六日に解禁される来春卒業予定の高校生の求人・求職状況(七月末現在)を取りまとめた。求人倍率は、前年同期を〇・二一ポイント上回る一・七五倍と、六年連続で上昇した...

(2016-09-15)  全て読む

【解説】ひきこもり、全国に54万人

 学校や仕事に行かず、半年以上自宅に閉じこもっている十五~三十九歳の「ひきこもり」の人が、全国で推計五十四万一千人にのぼることが、内閣府が行った調査で分かった。二十二年の前回調査から十五万人...

(2016-09-14)  全て読む