道未来人財応援基金創設へ　条例案、予算案を提案　道が２９日開会の４定道議会で

（道・道教委 2016-11-25付）

　道は、二十九日開会の四定道議会に北海道未来人財応援基金条例案と関連する補正予算案を提案する。若者が海外で資質向上に挑戦することを応援し、本道の将来を担う人材の育成を図る。

　同基金は、知事公約や道のグローバル人材育成指針「北海道におけるグローバル人材の育成に向けて」の具体化として、創設を目指すもの。

　本道に貢献する意欲のある若者が自らの資質向上に挑戦することを応援し、北海道の将来を担う人材の育成を図るために必要な事業に要する経費の財源に充てるため、基金を創設する。

　基金で実施するのは、本道の優位性がある分野の留学や道内企業インターンシップなどの「海外留学支援事業」、海外でのスポーツ指導者研修などの「スポーツ若手指導者育成支援事業」、海外でのコンクール参加や研修事業、成果発表などの「若手芸術家育成支援事業」、食・ものづくり分野における職人の国際大会参加や研修事業などの「未来の匠育成支援事業」の四事業。

　補正予算案では、現時点の寄付見込額四百万円と、道積立金として寄付額と同程度の四百万円の計八百万円を、基金積立金として計上した。

　条例案は、四定道議会で可決後、公布日から施行。年内に基金を設置し、二十九年度から公募、選定、給付したい考え。

(道・道教委 2016-11-25付)