29年度の方向性議論 道生涯学習審議会センター部会(道・道教委 2016-11-28付)
道民カレッジ事業の見直しなどについて協議
二十八年度第二回道生涯学習審議会センター部会が二十二日、札幌市内のかでる2・7で開かれた。第三次基本構想を踏まえたセンター事業の取組方針、道民カレッジ事業内容の見直し、二十九年度調査研究の方向性のほか、単位取得者に与えられる学士、修士等の称号の授与について協議した。
道教委の附属機関見直しによって、生涯学習推進センター運営協議会の所掌事項が道生涯学習審議会に統合された。これを受け、同審議会ではセンター部会を設け、センター運営に関する専門的事項について検討することとした。
第二回センター部会には委員四人が出席。事務局が、①第三次構想を踏まえたセンター事業の取組方針②道民カレッジ事業の見直し③二十九年度調査研究の方向性―などについて説明、審議を行った。
①では、指導者の要請・育成について協議。基本的なスキルとして、職務や経験に応じた研修機会を求める声が多くなっていることから、課題対応型学習活動セミナーを全道四会場で実施することや、全道社会教育主事等研修会の名称を変更しセンター主催事業として実施することなどを説明した。
②では、事務局が「今後の取組内容について(素案)」を提示。自立した北海道を創造する人材の育成に向けた講座が一層必要という視点から、講座コースの設定を現行の六コースから三学科七コースにする案を説明。地域の理解や活動にかかわる講座を「ほっかいどう学科」とし、「ほっかいどう学コース」「地域活動コース」を設定。個人の学びが主な目的となる講座を「教養学科」とし、「キャリアアップコース」「環境生活コース」「健康・スポーツコース」「教養コース」を設ける。小・中学生向けの講座を「ジュニア学科」とし、「ジュニアコース」を設置する案を示した。
このほか、広域な本道に対応するため、インターネット等を活用した学習機会の充実を図る目的で、「ほっかいどう学」地域活動インターネット講座を新規に実施していく。
③では、二十九~三十年度の研究テーマを「学びと活動の循環を促すために方策」に関する調査研究とした。
今後は、今回の審議の内容をもとに素案等をまとめ、二十九年一月に開催予定の第三回審議会に提示し、二十九年度事業計画案などを決定する。
(道・道教委 2016-11-28付)
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