胆振局が管内教育実践表彰式 教育発展への功績たたえる 3校、1団体に表彰状授与(道・道教委 2017-03-29付)
室蘭市八丁平小
【室蘭発】胆振教育局は十六日と二十二日の二日間、本年度の胆振管内教育実践表彰における受賞者に対し表彰状を授与した。受賞したのは学校教育分野三校と社会教育分野一団体。管内教育の充実と発展に大きく貢献したその功績をたたえた。
受賞者の功績はつぎのとおり。
【学校教育分野】
▼室蘭市立八丁平小学校(小杉徹校長)
▽算数科における授業改善の実践
「自分で考え、進んで勉強する子 思いやりの心をもち、助け合う子 明るく元気で、たくましい子」を目標に、知・徳・体の調和のとれた子どもの育成に取り組んでいる。
特に、算数科において、「教えて考えさせる授業」を取り入れ、全校で授業の学習過程を統一したり、教職員の研修を深めたりするなど、授業改善に努めるとともに、実践の成果を研究紀要の発行や公開研究会の開催により、管内教育の充実・発展に大きな功績を上げた。
▼厚真町立厚真中学校(渋川賢一校長)
▽小中九年間を見通した英語教育の実践
「豊かな心をもち、自ら学び、明るくたくましく生きる人間を目指す」を目標に、知・徳・体の調和のとれた子どもの育成に取り組んでいる。
特に、二十四年度から文部科学省の教育課程特例校として、小中九年間を見通した教育課程を編成し、新たに「コミュニケーション科」を導入するとともに、イングリッシュデイキャンプや留学生との交流など、小・中の連続性を踏まえた英語教育について先進的な実践研究に努め、管内教育の充実・発展に大きな功績を上げた。
▼追分高校(宮原淑彰校長)
▽地域に貢献できる自立した生徒の育成
「目的を持って学習し主体的に行動する人、正しい生活習慣を身に付け責任をもって行動する人、健全な意思と身体をもち実践力のある人、豊かな個性をもち思いやりのある人」を目標に、知・情・意の調和のとれた生徒の育成に取り組んでいる。
特に、生徒主体の地域に根ざしたボランティア活動を推進し、自己有用感を高めるとともに、幼・小・中学校および地域関係団体と連携した取組を充実するなど地域の活性化に努め、管内教育の充実・発展に大きな功績を上げた。
【社会教育分野】
▼郷土資料館ボランティアグループSLG(代表・工藤章造会長)
▽施設の特色を生かした伝統文化の継承を図る活動の推進
平成五年に登別市郷土資料館の施設ボランティアグループを設立し、施設の特色を生かしたものづくり体験学習や歴史資料の解説などを通して、来館者はもとより地域住民への学習機会の提供を行っている。
特に、地域の子どもたちに対して、施設を活用した伝統文化の継承を図る取組を継続して実践し、郷土に誇りをもち地域を担う青少年の育成に努め、管内教育の充実・発展に大きな功績を上げた。
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厚真町厚真中
追分高
登別市郷土資料館ボランティアグループSLG
(道・道教委 2017-03-29付)
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