【解説】5日から児童福祉週間
(解説 2017-05-02付)

 児童福祉週間が、五日から一週間の日程で始まる。関係省庁をはじめ各自治体では、こいのぼりの掲揚や各種表彰、博物館・美術館等の無料入園・入館など、様々な行事や啓発活動が計画されている。

 すべての子どもが家庭や地域において、豊かな愛情に包まれながら、夢と希望をもち、未来の担い手として、個性豊かに、たくましく育っていけるような環境・社会を形成していくことが求められている。

 政府は、子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることのないよう、子どもが健やかに育つための総合的な対策を進めている。

 児童福祉週間は、厚生労働省、全国社会福祉協議会、児童育成協会が主唱し、児童福祉の理念の一層の周知を図るとともに、子どもを取り巻く諸問題に対する社会的関心の喚起を図るため、昭和二十二年から実施されている。

 本年度の標語は「できること たくさんあるよ きみのてに」。全国から寄せられた九千九百三十点にのぼる作品の中から、三谷蕗唯さん(福島県、八歳)の作品が選ばれた。

 厚労省は昭和三十三年以降、毎年行っているこいのぼり掲揚式を先月二十五日に実施したほか、月間『厚生労働』五月号に特集記事を掲載。八日には児童福祉文化賞の表彰式を行う。 

 厚労省のほか、各省庁、各地方公共団体で、十一日までの間、日本鯉のぼり協会から寄贈されたこいのぼりを掲揚。同協会は、全国の児童福祉施設へこいのぼりを毎年五十~七十セット贈っている。

 札幌市は、四月二十七日に、昭和四十七年から続く恒例のこいのぼり掲揚式を市役所本庁舎前庭で実施。新琴似保育園の園児二十四人が手づくりのかぶとを岸光右副市長らに贈り、こいのぼりを揚げた。

(解説 2017-05-02付)

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