【解説】免許状更新講習の修了確認調査
(解説 2017-05-10付)

 文部科学省は、教員免許状更新講習の修了確認状況等に関する調査の結果をまとめた。

 調査対象は、最初の修了確認期限が二十八年三月三十一日の第六グループの現職教員。修了期限経過後の各都道府県教育委員会における、①第六グループの現職教員数②更新講習修了確認申請者の修了確認状況③更新講習受講免除認定申請者の認定状況④修了確認期限延期申請者の認定状況⑤申請期限までに必要な手続きを行わなかった人における免許状の失効状況―について調査した。

 第六グループの現職教員は、国立六百七十二人、公立七万八千四百二十五人、私立一万二千六百九十二人の合計九万一千七百八十九人。このうち、九九・六%に当たる九万一千四百五十四人は修了確認等を終えた。内訳は、修了確認が七万四千百四十三人、受講免除の認定が一万二千三百十七人、修了確認期限延期の認定が四千九百九十四人。

 一方、国立二人、公立百八十一人、私立百五十二人の合計三百三十五人の修了確認がなされなかった。うち、百七十八人は、修了確認期限経過以前に辞職。残る百五十七人の免許状が失効。失効者のうち、二十二人は期限後に免許を取得し直して勤務、十八人が管理職、事務職員など免許を必要としない職種に移り、九十五人が幼保連携型認定こども園の園長、保育士、保育教諭(経過措置による特例により)などとして引き続き勤務、状況不明の二人を除く二十人は退職した。

 道内の第六グループ現職教員は国立十六人、公立三千九百三人、私立四百五十一人の計四千三百七十人。うち、修了確認が三千五百一人、受講免除が五百七人、修了確認期限延期が三百四十七人。国立一人、公立十人、私立四人の十五人の修了確認がなされず、うち、国立一人の免許状が失効した。

(解説 2017-05-10付)

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