志願者総数３５５人の減に　３０年度教員採用候補者選考検査

（道・道教委 2017-06-13付）

　道教委は、道と札幌市の三十年度公立学校教員採用候補者選考検査の志願状況を発表した。志願者総数は、前年度と比べ三百五十五人減の五千三百六十三人。養護教諭を除くすべての受検区分で志願者が減少した。小・中・高校と特別支援学校小学部・中学部・高等部との併願は三百五十九人だった。

　志願者総数を校種別にみると、小学校が一千四百四十二人（前年度比九十一人減）、中学校が一千六百二十四人（同百二十二人減）、高校が一千百九十五人（同二十九人減）、特別支援学校が六百六十九人（同九十七人減）、養護教諭が三百二十一人（同増減なし）、栄養教諭　が百十二人（同十六人減）。

　養護教諭を除くすべての区分で志願者が減少したことに関して、道教委は「労働人口の減少、売り手市場であること以外にも、多忙な教職員のイメージが広まっていることなど、様々な要因が考えられる」としている。

　教科別では、中学校の社会科が三百五人と最多で、中学校保健体育の二百九十一人、中学校英語の二百三十五人などと続く。

　選考検査は、一次検査が六月二十五日、二次検査が八月四～六日を予定している。

(道・道教委 2017-06-13付)