オホーツク局が地域未来づくり会議 郷土愛育む取組を協議 特産品用いた料理開発など
(道・道教委 2017-06-13付)

地域未来づくり会議
本年度の取組の充実に向けて、様々な意見が出された

 【網走発】オホーツク教育局は五日、清里高校で二十九年度第一回管内地域未来づくり会議を開いた。小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業研究指定校の校長らが取組の一環として清里町の特産品を活用した料理のレシピ開発を行うことを説明。終盤に行われた協議では「使用した農産物の流通先を調べるなど、学習の幅を広げてみてはどうか」などの提案が挙がった。

 同会議は、道教委の小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業の一環として実施。研究指定校となっている清里町立清里小学校、清里町立清里中学校、清里高が同事業を円滑に推進できるよう、指導助言などの支援を行うことを目的としている。

 当日は研究指定校の校長やPTA会長、清里町教委教育長などの委員十一人が参加した。 

 はじめに、研究指定校の校長らが、「地域ダイスキ!プロジェクト」「子どもダイスキ!プロジェクト」の両項目について、研究の最終年度となる本年度の取組計画を発表した。

 「地域ダイスキ!プロジェクト」では、それぞれの学校が清里町の特産品を活用した料理のレシピ開発に取り組むことを説明。このうち、オリジナルのピザを開発する清里中では、仲野寿浩校長が、本年度は開発したピザのレシピ本を作成し「取組成果の普及を図ることなどを検討している」と述べた。

 続いて、取組内容に関して協議。清里中PTAの松井雅孝会長は、レシピ開発の取組について「材料として使用した農作物の流通先を調べるなど、学習の幅を広げてみてはどうか」などと提案した。

 このほか「実際に商品化して生徒が販売する機会を設けてみてはどうか」「生徒が開発したレシピを商品化し、観光資源として活用することはできないか」などの意見が挙がっていた。

(道・道教委 2017-06-13付)

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