CS協議会の実施計画決定―道教委 道北皮切りに4会場で 講話、実践発表など実施
(道・道教委 2017-06-12付)

 道教委は、本道におけるコミュニティ・スクール(CS)の取組充実に向けた「CS協議会」の実施計画を決定した。道北会場(八月二十六日、上川総合振興局)を皮切りに、全道四ブロックで開く。制度の適切な理解やCSの効果的な運用、地域との連携・協働体制の確立につなげるもの。各会場では、地域とともにある学校づくりについての説明・講話、承認された学校運営の基本方針に基づく取組の充実に関する実践発表、CSの効果的な導入と取組の充実を目指す協議を行う。

 地方教育行政の組織および運営に関する法律の改正によって、本年度から公立学校へのCS導入は教育委員会の努力義務となった。

 道教委は、二十四年度に道教育推進計画を改定し、二十九年度におけるCSを導入した小・中学校の割合の目標値を一〇%と明示。二十七年度に策定した北海道総合教育大綱においても、道内全地域でCS導入を促進することを明記した。

 制度の推進に向けて実施する「CS協議会」は、制度の適切な理解や、CSの効果的な運用、地域との連携・協働体制の確立に役立てることが目的。

 参加対象は、教育委員会職員、学校職員、保護者、地域住民、学校運営協議会委員、社会教育関係者、振興局職員、市町村首長部局職員、幼稚園職員など。

 実践の成果をより広く共有するため、道内四ブロックで開催する。

 各会場では、説明・講話「地域とともにある学校づくりについて」、実践発表「承認された学校運営の基本方針に基づく取組の充実」、部会別協議・熟議「CSの効果的な導入と取組の充実」を実施する。

 講話では、文部科学省CSマイスター、道CSアドバイザー、その他有識者を講師に招き、学校運営協議会の取組、地域との連携体制の構築や効果的な導入などを内容例に挙げている。

 実践発表では、導入の取組、学校運営協議会の取組の具体や、地域との連携、協働体制の構築などを取り上げることを想定している。

 このほか、道教委は制度の導入促進に向け、地域学校協働活動を推進する人材の育成を図る「道地域学校協働活動推進研修会」、学校と地域をつなぐコーディネーターの役割への理解を深め、研修を行う「学校と地域をつなぐコーディネーター等養成研修会」を開催するなど、地域全体で子どもの学びを支える取組を支援していく。

 四会場の開催日、場所はつぎのとおり。

▽道北会場(オホーツク・上川・宗谷・留萌)=8月26日、上川総合振興局

▽道央会場(空知・石狩・後志)=9月12日、札幌市内道第2水産ビル

▽道南会場(日高・胆振・渡島・桧山)=9月15日、室蘭市内むろらん広域センタービル

▽道東会場(釧路・十勝・根室)=10月26日、釧路教育研究センター

(道・道教委 2017-06-12付)

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