職能の向上目指し研鑚　上川管内・旭川市教頭会が合同研

（関係団体 2017-08-17付）

約２００人が参加し、教頭としての資質の向上を図った

　【旭川発】上川管内教頭会（堀内隆功会長）と旭川市小中学校教頭会（辻並浩樹会長）は七月三十一日、旭川市大雪クリスタルホールで合同研修会を開いた。約二百人が参加。講演会や提言発表、小中部会などを通して、今日的な教育課題について理解を深めるとともに、教頭としての資質の向上を図った。

　開会式では、旭川市小中学校教頭会の辻並会長があいさつ。「子どもたちの未来や社会を生き抜く力を育てるためには、教頭が率先して学び続けるモデルにならなければならない。教員の勇気と挑戦力を高めるためにも、校長の示すビジョンの具現化に向け、かじを取らなければ」と強調。その上で「教頭同士の様々な情報交流を通して、研修会を職能向上を図るための一助としてほしい」と呼びかけた。

　続いて、上川教育局の中島康則局長と旭川市教委の赤岡昌弘教育長がそれぞれあいさつし、研修会の成果に期待を寄せた。

　研修会では、上川教育局の今田信彦次長が「教育の今日的課題」と題して講演したほか、美深町立美深小学校の阿部光宏教頭が「社会に開かれた特色ある教育課程編成における教頭のかかわり～新学習指導要領のポイントの理解を通して」をテーマに提言発表を行った。

　このあと、同所と市神楽公民館を会場に、小学校四部会、中学校二部会に分かれて、それぞれの学校における実践発表をもとに研究協議を行い、教頭としての資質向上を図った。

(関係団体 2017-08-17付)