外国語活動時数増への対応方針　週当たり授業１時間増加　年間１５週を２９時間に―苫小牧市教委

（市町村 2017-10-16付）

　【室蘭発】苫小牧市教委は、新学習指導要領移行期間における外国語活動の時数増への対応方針を固めた。基本的に、週当たりの授業時数を二十九時間へと増加する方向で実施。各学校の状況に応じて対応するが、九割以上の小学校で授業時数を増加する見通しとなっている。

　苫小牧市教委は、校長会と外国語活動への対応方針を協議。今月上旬、週当たりの授業時数を二十八時間から二十九時間へと増加する方針を決定した。

　来年度増加するのは十五時間となっているため、すべての週で二十九時間授業を行うのではなく、一年間の週数三十五週のうち十五週で二十九時間とする。

　市立小学校は二十四校あるが、九割以上の小学校で授業時数を増加する見通し。中には余時数で対応可能な学校もあるため統一はとらず、各学校の校長が対応を決定する。

　市教委の丹野靖彦教育部参事は「総合的な学習の時間は、総合の授業の目的を達成するために使う」とし、外国語活動については「基本的に週当たりの授業時数増加で対応することを協議し決定した」と話している。

(市町村 2017-10-16付)