道高教組第233回中央委員会 超勤解消に向け合意形成 当面する諸闘争の取組決定
(関係団体 2017-11-02付)

道高教組中央委・全体
本年度後半の具体的な取組を決めた

 道高教組(國田昌男中央執行委員長)は十月二十八・二十九日、札幌市内の道高校教職員センターで第二百三十三回中央委員会・第三回支部代表者会議を開いた。第一号議案「当面する諸闘争の取組」では、本年度後半の具体的な取組として「次期学習指導要領について批判的学習と議論を行い、子どもを中心にした主権者教育を進め、学校づくりの実践を共有する」「民主的でゆきとどいた教育を実現するため、定員・教育予算等に関する要求書を提出し、教育条件の改善を求める」「働き方改善アンケートの分析と議論を進め、超勤解消に向け職場の合意形成を図る」ことなどを掲げた。

 中央委員会・支部代表者会議では、國田中央執行委員長があいさつ。「子どもたちを学びの主体として、学校をはじめ様々な教育活動の中心に位置付け、次代を担う主権者としての成長を保障できるよう、私たち自身の力量の向上も目指して、交流と学習を進めることが求められる」と述べた。

 教職員の勤務状況にふれ「今がまさに超勤縮減に根本的にメスを入れるチャンス」と指摘。「滅私奉公的な働き方を見直すこと、科学的知見によって行動することが求められる」と呼びかけた。

 また、「憲法の息づく社会」をつくり上げるための議論を求めた。

 議事に入り、第一号議案「当面する諸闘争の取組」では、本年度後半の具体的な取組を決定。

 「憲法と教育の条理に根ざした教育」を実現するため、「次期学習指導要領について批判的学習と議論を行い、子どもを中心にした主権者教育を進め、学校づくりの実践を共有する」ことなどを掲げた。

 ゆきとどいた教育を進めるため、「教育全国署名の運動を大きなものにして、目標の八万筆を達成する」「民主的でゆきとどいた教育を実現するため、定員・教育予算等に関する要求書を提出し、教育条件の改善を求める」ことなどに取り組むとした。

 教職員の勤務状況にかかわっては「〝教職員の長時間過密労働の抜本的な解決を求める全教提言〟案について議論するとともに、〝働き方改善アンケート〟の分析と議論を進め、超勤解消に向け職場の合意形成を図る」「管理職に対し〝割振り変更〟や〝週休日の振替〟の適切な制度運用を求めるとともに、部活動指導の申し合わせを周知運用させ、休むことができる職場の合意形成や雰囲気づくりを進める」などの取組を挙げた。

(関係団体 2017-11-02付)

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