札幌市札幌中が就業体験実習　土木技術のすごさ実感　新石狩大橋など現場を見学

（学校 2017-11-24付）

開発局の札幌道路事務所で、道路の維持管理などについて学習した

　札幌市立札幌中学校（小関弘昭校長）は十四日、開発局札幌開発建設部の札幌道路事務所などで就業体験実習を実施した。総合的な学習の時間の一環として行ったもの。二年生四人が参加し、現在建設中の新石狩大橋の現場や雁来排水機場を見学。開発局の仕事について理解を深めた。

　開発局では、土木工学、環境社会工学、社会基盤工学をはじめ、土木技術者の魅力を伝え、将来の進路選択を考えるきっかけとなるよう就業体験実習など、様々な取組を行っている。

　同部においても、働くことの意義や基盤整備事業などについて理解を深めてもらうことを目的に、二十七年度から就業体験実習を実施している。今回は、札幌中の二年生四人を受け入れ、道路事業と河川事業の就業体験を行った。

　当日は、札幌道路事務所で担当者から道路事業の概要や道路維持管理などについて説明を受けた。生徒は「通行止めになる基準はどんなときか」などと熱心に質問をしていた。

　このあと、江別市内で現在工事中の新石狩大橋の建設現場を見学。工事概要について説明を受け、普段見る機会のない建設現場を目の当たりにし、スケールの大きさを肌で感じていた。

　札幌河川事務所では、河川事業概要を学習したあと、雁来排水機場を見学。生徒たちは「仕事で大変なことは何か」などと興味津々で質問し、開発局の仕事に理解を深めた。

(学校 2017-11-24付)