檜山学区高校配置計画検討協議会開く 33年度に0~1学級を調整 広報活動強化を求める声も(道・道教委 2018-05-02付)
高校の在り方に関する説明と協議などが行われた
【江差発】道教委は四月二十四日、江差町内まなびっくで公立高校配置計画地域別検討協議会檜山学区を開いた。管内各町教委の教育長や小・中・高校の校長など約三十人が出席。檜山学区における三十七年度までの中卒者数の見通しと学級数について、高校教育課高校配置グループの手塚和貴主幹と同課高校教育企画グループの高橋宏明主幹が説明。三十三年度の中卒者数の減少に伴い、〇~一学級減となる可能性を示した。
はじめに、檜山教育局の河野秀平局長があいさつし「管内各地域での活力ある学校づくりの推進に向けて、きたんのない意見をお願いしたい」と述べた。
続いて、高橋主幹がこれからの高校づくりに関する指針に示されている配置の基本的な考え方や地域連携特例校を解説したほか、道教委が新たに開始する高校OPENプロジェクトについて説明した。
引き続き、手塚主幹が三十一年度から三十七年度までの檜山学区における中卒者数のデータを示した上で、三十二年度までは学級数を維持する方針を示した。
一方、三十三年度には三十一年度と比較して、中卒者数が五十三人減少することが予想されるため、〇~一学級の調整が必要な可能性があるとした。
また、三十四年度以降については「欠員の状況を考慮し、四年間で〇~一学級の調整が必要」と説明した。
協議では、出席者から「一間口における人数を減らし間口数を維持することで、地域の特色ある活動の実施にもつなげやすくなる」「道立高校は私立高校と同様に、もっと広報活動に力を入れていくべき」など、学級数の維持を図り、子どもが地域にとどまることを求める意見が多く挙がった。
最後に、高橋主幹が「協議での皆さんの意見を参考に検討を進め、地域で充実した教育が実施できるよう計画をまとめていきたい」と話した。
(道・道教委 2018-05-02付)
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