岩見沢農業高が建設業者と協定 実践的な学びの実現に向け ICT活用連携授業を(学校 2018-06-18付)
右から砂子社長、畠山校長
【岩見沢発】岩見沢農業高校(畠山佳幸校長)は五月下旬、奈井江町の建設企業・㈱砂子組と授業連携協定を締結した。十月までの間、同社が農業土木工学科二年の開発土木専攻班生徒九人を対象にICT技術の活用に関する授業を行うもの。体験を中心とした実践的な学びの実現に向け、畠山校長と同社の砂子邦弘社長が協定書に調印した。
同校では、ICTを活用した授業の展開に向けドローンを購入。しかし、学校だけでは有効な活用や専門的な指導が難しいことから、情報化施工の取組を推進する同社と授業での連携を図ることとなったもの。
連携授業は、地域の実態に応じたテーマのもと課題研究に取り組む「総合実習」の一環として行う。同社社員が講師を務め、十月までの間、現場見学などを含め月二回、一回二コマ程度実施。ICTによる測量と通常の測量を体験し、その違いなどを研究する。
調印式であいさつに立った砂子社長は、ICT技術が建設業界を大きく前進させるためのアイテムになりつつあることを紹介。「興味をもって、見て聞いて肌で感じてもらいたい」とし、生徒のより良い学びにつながるよう協力していくことを伝えた。
農業土木工学科二年の金谷柊也君は「開発土木専攻班一同、元気よく前向きに活動するので指導よろしくお願いします」と述べた。
畠山校長は、最先端技術を学習できる機会の貴重さを強調。同社に謝意を表した上で、「地域産業で活躍し、地域活性化に努める人材の育成につながれば」と期待した。
(学校 2018-06-18付)
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