道実践的安全教育モデル構築地域―文科省委託で道教委 網走、中標津、南富良野に決定 テーマは生活・交通・災害(道・道教委 2018-07-06付)
三十年度文部科学省委託事業「道実践的安全教育モデル構築事業」のモデル地域に網走市、中標津町、南富良野町が決定した。重点的に取り組む領域として、網走市は「防犯を含む生活安全」、中標津町は「交通安全」、南富良野町は「災害安全」を選択。道政または、それぞれ市町教委と連携しながら指導方法や教育手法の開発・普及、児童生徒などの安全確保体制の構築・普及などを行い、学校における安全教育・安全管理の一層の充実を図る。
事業は、文科省の委託事業として道教委が行うもの。市町村教委と連携し、防犯を含む生活上の安全教育、交通安全教育、防災教育などについて、指導方法や教育手法の開発・普及、通学時を含めた学校における児童生徒などの安全確保体制の構築・普及、学校外の専門家による指導助言などを実施。道実践的安全教育モデルを構築・普及させ、学校における安全教育・安全管理の一層の充実を図る。
事業を効果的、円滑に実施するため、道教委、連携する市町村教委、防災・交通安全・防犯等の関係機関および学識経験者などで構成する道実践的安全教育モデル構築推進委員会を設置。協議の上、学校が参加する実践的な取組を実施するモデル地域を決定した。
本年度のモデル地域となった網走市は「防犯を含む生活安全」、中標津町は「交通安全」、南富良野町は「災害安全」について重点的に取組を進める。
網走市では、実践的な生活安全教育モデル構築に向け、学校関係者をはじめ、保護者、民間企業、警察署など関係機関と連携した意見交換会や部外講師による防犯教室の開催、防犯リーフレットの作成などによって児童生徒が自分の安全を確保する行動力を身に付ける。
また、完成した防犯リーフレットを各学校ホームページ等に掲載するなど、地域全体で目標達成への共通認識をもち、学校と地域・関係機関が連携・協力し、取組の一層の充実を図る。
中標津町では、拠点校に中核となる教員を位置付け、学校安全の取組を推進。教員の資質・能力を向上させるため、交通安全教育を実施し、各種会議や研修などを通して、モデル地域内に取組を普及させる。
南富良野町では、拠点校に中核となる教員を位置付け、災害に対応した学校安全の取組を推進するとともに、教員の資質・能力向上を図るため、防災教育にかかる授業を実施し、取組をモデル地域内に普及。また、域内のすべての学校において、防災教育を三時間以上実施する。
(道・道教委 2018-07-06付)
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