生活習慣改善プログラム推進校―道教委の新規事業 仁宇布など3中学校指定 生徒主体で独自に取組展開(道・道教委 2018-07-11付)
道教委は、本年度から新たに取り組む早寝早起き朝ごはん推進校事業「道子どもの生活習慣づくり推進校における生活習慣改善プログラム」の推進校を決定した。美深町立仁宇布中学校、訓子府町立訓子府中学校、浜中町立霧多布中学校の三校を指定。ネット利用を含む基本的な生活習慣の維持・向上、定着に向け、生徒や保護者を対象とする研修会を開催するほか、ハンドブックやポスター作成など、生徒主体による学校独自の取組を展開する。このほか、推進校の代表生徒が集う意見交換会も開く予定。
二十九年度全国学力・学習状況調査結果によると、本道で一日三時間以上、テレビを視聴またはテレビゲームをすると回答した児童生徒や、一日一時間以上、携帯電話などで通話やインターネットをすると回答した児童生徒の割合は、前年度と比べ増加している。
事業は、こうした子どもの実態を踏まえ、国立青少年教育振興機構の委託を受けて実施するもの。ネット利用を含む中学生の基本的な生活習慣の維持・向上、定着を図るため、推進校三校において効果的な手法などを開発し、その成果を道内各地に普及することが目的。
三十年度推進校は、美深町立仁宇布中、訓子府町立訓子府中、浜中町立霧多布中の三校に決定。専門家を招へいして各校の取組内容に合った研修会を生徒、保護者を対象に実施する。
また、各校では、生徒主体による独自の取組を展開。
仁宇布中では、健康な生活習慣づくりに向けて、生徒自身の経験・知恵を生かしたハンドブック作成に取り組む。
訓子府中では、アウトメディア、“家読”、家庭学習の習慣化、ネット活用のルール化を目指す取組として、生徒会活動によるポスターを作成。
霧多布中では、特に「朝ごはん」に対する意識を高めるポスターなどを生徒会活動として作成・掲示し、啓発活動を行う。
各学校では、取組の成果をまとめ、基本的な生活習慣定着に関する普及・啓発資料・教材を作成。道内中学校に周知する予定。
また、推進校の代表生徒が集まる意見交換会を開催。自校の取組を紹介するほか、効果的に取組を展開するためのアイデアを交換する。
取組の推進に当たっては、生活リズムチェックシートや動画資料「中学生の適切な生活リズム」など、これまで道教委が作成した学習資料を適宜活用することとしている。
(道・道教委 2018-07-11付)
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