公民館的機能活用した地域力向上事業―道教委 6自治体をモデル市町村に 官民協働で地域課題解決へ(道・道教委 2018-07-12付)
道教委は、本年度から三ヵ年計画で取り組む公民館的な機能を活用した“地域力向上モデル”構築事業の本年度モデル市町村を決定した。三笠市、新篠津村、白老町、美瑛町、浦幌町、白糠町の六市町村に決定。三笠市では地域の歴史や風土を生かした地域づくり、浦幌町では地域学校協働活動の推進など、官民協働で地域課題の解決に向けた取組を推進する。
事業は、地域の身近な課題について住民と行政が協働で学び、検討し、実践する課程で育まれるつながりを通し、地域力(住民相互が協力して課題を解決する力)を高め、住民が主体的に課題解決に取り組む機運を醸成することがねらい。
また、住民の学びの場である公民館等施設(社会教育施設やその他関連施設、学校、民間教育施設も含む生涯学習施設)の機能が活用・展開されるよう、事業実施市町村の取組モデルや成果を全道に発信。各市町村の取組の促進を図る。
事業期間は三十~三十二年度の三年間。毎年度、「公民館機能の再構築を図り、住民の社会参画を促進」「専門的な職員(社会教育主事や公民館主事など)の配置促進」のいずれかに資する取組を計画するモデル市町村を選定する。
三十年度のモデル市町村は、三笠市、新篠津村、白老町、美瑛町、浦幌町、白糠町の六市町村に決定。
各市町村教委では、市町村・市町村教委職員、地域住民などで構成する地域課題検討チームを設置。地域課題にかかわる道・道教委の担当課職員による学習会を企画・開催するほか、課題解決に必要な学びを提供する地域課題解決アドバイザーの選定などを行う。
また、課題解決のための具体的方策の実施体制を検討する住民検討会を開催。先進事例を紹介する講演、参加者の熟議などを行う。
最終年度となる三十二年度、モデル市町村の取組の交流や参加者の討議などを行う全道フォーラムで、概要や成果を報告する。
三十年度モデル市町村と実施事業はつぎのとおり。
▼三笠市=三笠の歴史や風土を生かした持続可能な地域づくり
▼新篠津村=高齢者生きがいまちづくり事業
▼白老町=町内会活動の活性化による白老町地域力向上事業
▼美瑛町=美瑛学推進事業
▼浦幌町=うらほろ地域学校協働活動推進事業
▼白糠町=青年団体の連携による白糠町活性化事業
(道・道教委 2018-07-12付)
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