道教委が保護者対象に特別支援教育進路説明会初開催 知的障がい高等部の教育内容理解深め (道・道教委 2018-07-05付)
約350人の保護者が参加した
道教委は二日、札幌市内の道第二水産ビルで保護者を対象とした特別支援教育進路説明会を開いた。保護者向けの説明会は、今回初めて。来年度、知的障がい特別支援学校高等部への進学を希望する生徒の保護者など約三百五十人が参加し、入学者選考や教育内容について理解を深めた。
札幌市教委との共催、石狩教育局が所管。障がいのある生徒やその保護者の進路選択を適切に支援できるよう、知的障がい特別支援学校高等部の教育内容や、三十一・三十二年度の入学者を対象とした知的障がい特別支援学校高等部の入学者選考の概要などについて説明することを通じて、保護者の理解を促進することが目的。なお、教職員対象の協議会を別日程で開く予定。
はじめに、特別支援教育課の山内功主査が新しい形の知的障がい特別支援学校高等部と入学者選考について解説した。
特別支援学校を選択する際には、希望する学科の学習内容についての確認や第二希望以降の検討を呼びかけ「選択の幅を広げてほしい」と話した。
また、「新しい形の入学者選考検査内容を検討している」ことを伝え、「生徒が学びたい内容を把握できる仕組みに変えていきたい。学びたい内容に応じて可能な限り間口を用意し、生徒の自己実現に協力したい」との考えを示した。
続いて、高校における入学者選抜・特別な配慮を必要とする障がいなどのある生徒の出願について、石狩教育局の鈴木究高等学校教育指導班主査が説明。
このあと、知的障がい特別支援学校高等部の教育内容について、札幌稲穂高等支援学校、札幌あいの里高等支援学校、新篠津高等養護学校、札幌伏見支援学校、市立札幌みなみの杜高等支援学校の五校がそれぞれの学校の取組などを紹介した。
(道・道教委 2018-07-05付)
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