新たにオリパラ教育推進事業―道教委 拠点8校で人材育成 25日にセミナー開き方策協議
(道・道教委 2018-07-23付)

 道教委は、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、新たにオリンピック・パラリンピック教育推進事業に取り組む。拠点校として、名寄市立名寄西小学校、登別市立幌別中学校など小学校、中学校、高校、特別支援学校合わせて計八校を指定。オリパラの知識やスポーツの価値を学ぶオリパラ教育を展開し、国際的な視野をもち、世界の平和に貢献できる人材の育成を図っていく。二十五日に第一回道オリンピック・パラリンピック教育推進会議・道地域セミナーを道庁別館西棟で開き、本道における取組の推進や効果的な方策などを協議する予定。

 道教委は、国の「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業」を受諾。オリパラ教育を推進し、国際的な視野をもって世界の平和に貢献できる人材の育成、豊かなスポーツライフの実現に向けた機運の醸成を図っていく。

 事業の一環として実施するオリンピック・パラリンピック教育推進事業は、公立の小・中・高・特別支援学校から拠点校、協力校を指定し、オリパラ教育の実践に関する調査研究を行うもの。

 拠点校は、名寄市立名寄西小など小学校二校、登別市立幌別中など中学校三校、恵庭南高校など高校二校、岩見沢高等養護学校の計八校。拠点校の実践研究の成果を共有する協力校については、近日中に確定する見通し。

 各拠点校では、オリパラの精神や歴史を学ぶ学習、オリンピアンによる講演によって道徳的価値を学ぶ学習、参加国や地域の文化・言語、運動を通してスポーツの意義や価値を学ぶ学習などのオリパラ教育を展開。授業公開を通して効果的な取組を発信する。

 また、取組の成果を明確にするため、全国中核拠点の日本体育大学が作成したアンケートなどを活用し、児童生徒の意識の変容を検証。自校の取組を掲載する普及啓発資料を作成する。

 取組の一環として、道教委は二十五日、学校関係者、有識者などからなる第一回道オリンピック・パラリンピック教育推進会議・道地域セミナーを道庁別館西棟で開く。オリパラ教育への考え方を深めるとともに、本道における取組の推進や効果的な方策などについて協議する。

 拠点校はつぎのとおり。

【小学校】

▼上川

▽名寄市名寄西小

▼オホーツク

▽網走市東小

【中学校】

▼胆振

▽登別市幌別中

▼上川

▽士別市士別中

▼釧路

▽釧路市幣舞中

【高校】

▼石狩

▽恵庭南高

▼留萌

▽苫前商業高

【特別支援学校】

▼空知

▽岩見沢高等養護

(道・道教委 2018-07-23付)

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