第２回高校配置計画検討協空知南学区―道教委　多様な選択肢が必要　危機感もちより良い計画を

（道・道教委 2018-07-24付）

それぞれの立場から意見を交わした

　【岩見沢発】道教委は十一日、空知管内二会場で第二回公立高校配置計画地域別検討協議会を開いた。うち、岩見沢市文化センターで開かれた空知南学区の協議会には、市町教委や高校の関係者ら五十一人が出席。三十一～三十三年度の高校配置計画案や今後の見通しを踏まえ、出席者から「まちづくりに高校の存在は欠かせない」「子どもたちがしっかりとした人生を歩める学校の選択肢が必要」などの意見が出された。

　冒頭、空知教育局の竹林亨局長があいさつ。特色ある高校づくりや高校配置について、「本道の高校における教育水準を維持し、活力ある教育活動を展開する観点に立って進めていきたい」と述べ、理解と協力を求めた。

　続いて、道教委の担当者が三十一～三十三年度の高校配置計画案の概要を説明した。

　空知南学区では、三十一年度に岩見沢西高校、三十二年度に岩見沢緑陵高校でそれぞれ一学級の減、三十三年度に南幌高校の募集停止が盛り込まれていることを伝えた。

　併せて、三十四～三十七年度の見通しを説明。四年間で中卒者七十人の減少が見込まれることから、「一～二学級相当の調整が必要」とし、岩見沢市内および周辺市町で再編整備を含めた公立高校全体での定員調整を検討する必要性を示した。

　このあと協議に移行。出席者からは、「選択肢が多い方が生徒の多様性に応えられる」「地域に高校がなければ社会や経済環境が変化してしまうので、危機感をもってより良い計画を」といった声が挙がった。

(道・道教委 2018-07-24付)