高温時は柔軟な対応を　道教委が熱中症事故防止等の通知

（道・道教委 2018-07-25付）

　道教委は、二十三日付で各教育局長、道立学校長、市町村教委教育長などに対し「運動部活動における熱中症事故の防止等について」を通知した。高温注意情報が発せられた当該地域・時間帯における屋外の活動を行わないことや高温・多湿時に学校体育大会などが予定されている場合に柔軟な対応を取ることなどを呼びかけている。

　近年、気候変動等によって、学校の管理下の活動、夏季の運動部活動における熱中症事故の防止など、生徒の安全確保に向けた取組を強化することが急務となっていることを踏まえ、スポーツ庁では、各都道府県・各指定都市教委教育長などに「運動部活動における熱中症事故の防止等について（依頼）」を通知。これを受け、道教委では、各教育局長、道立学校長、札幌市を除く市町村教委教育長、各市町村立学校長に対し、通知「運動部活動における熱中症事故の防止等について」を発出した。

　①原則として、気象庁の高温注意情報が発せられた当該地域・時間帯における屋外の活動を行わない②高温・多湿時において、学校体育大会などが予定されている場合は、大会の延期や見直しなど、柔軟な対応を行う。なお、実施する場合は、こまめな水分・塩分の補給や休憩の取得、観戦者の軽装や着帽等、生徒の健康管理を徹底する③夏季休業中に全国大会の参加や道内の他地域への遠征などがある場合には、安全管理のみならず、生徒に対して一層事故の防止等に向けた指導を行う―の三点について要請している。

(道・道教委 2018-07-25付)