２９年度スクールサポーター派遣状況―道警まとめ　校内巡回１４６７回実施　

（道・道教委 2018-08-22付）

　道警は、二十九年度のスクールサポーターの派遣状況をまとめた。派遣校数は前年度と同数の四十三校。最も多かった活動は校内巡回で、計一千四百六十七回実施した。非行事案に対する指導助言だけではなく、非行や犯罪被害の防止、関係機関との連携など様々な面で役立てるとし、活用を呼びかけている。

　スクールサポーター制度は、学校内外における児童生徒の安全の確保および非行防止の取組などを支援するため、退職した警察官を学校に派遣するもの。

　活動内容は、校内外の巡回、非行事案などに対する指導助言、不審者などの対応策についての行動連携、下校時の見回りなど。学校の状況等に応じ、定期的に学校を訪問する。

　学校が道警に派遣を要請し、派遣の可否を検討して学校に連絡し、スクールサポーターを派遣する。

　二十九年度は、前年度と同数の四十三校に派遣。内訳は、札幌方面が十七校、旭川方面が十二校、釧路方面が十四校となっている。なお、函館、北見方面にスクールサポーターは不在。

　最も多い活動は校内巡回で、前年度比三百五十六回増の一千四百六十七回実施。内訳は、札幌方面七百四十四回、旭川方面五百八十二回、釧路方面百四十一回となった。

　派遣校からは「生徒の問題行動が全くみられなくなり、安全確保につながった」「生徒への声かけが生活規律の確立や問題行動の未然防止になった」などの声が寄せられている。

(道・道教委 2018-08-22付)