心豊かな子どもを育成　日高地区ＰＴＡ研究大会等

（関係団体 2018-11-21付）

約４００人が参加した

　【浦河発】道ＰＴＡ連合会（萩澤教達会長）と日高地区ＰＴＡ連合会（齊藤彰大会長）が主催する第六十二回日高地区ＰＴＡ研究大会兼日高地区ＰＴＡ母親研修会えりも大会兼えりも町ＰＴＡ研究大会兼ほっかいどう学力向上推進事業「子どもの学力・生活習慣改善研修会」兼日高管内教育講演会が十一月上旬、えりも町立えりも中学校で開かれた。管内のＰＴＡ会員をはじめ地域住民、教育関係者ら約四百人が参加し、心豊かな子どもの育成に向けた情報共有を図りながら研鑽を深めた。

　日高教育局と日高管内教育講演会実行委員会が共催。

　日高地区ＰＴＡ研究大会は「たくましく、心豊かな子どもを育てるために」、日高地区ＰＴＡ母親研修会は「今、心輝いて、親として人として～豊かな心をもった子どもを育てるための母親のあり方」を大会主題に掲げた。

　大会長を務める日高地区Ｐ連の齊藤会長は「子育ては、子どもの未来にふれ未来への責任をもっているということ。一人で考え込まず、みんなで知恵を出し合おう」と呼びかけた。

　日高教育局の波岸克泰局長は「育てたい子ども像や目指すべき教育ビジョンを保護者や地域と共有するためには熟議が必要」と述べ、大会の成果に期待を寄せた。

　日高管内教育講演会として、元ＮＨＫアナウンサーの宮本隆治氏が「よい印象の言葉力～三十秒で人の心をつかみ、一分でまとめる」と題して講演した。

　宮本氏は、自己紹介の場面を例に、“人前で絶対に上がらない方法”を伝授。その上で「良い印象の言葉で話すということは、会話する相手の“言葉のストライクゾーン”に言葉を投げかけるということ。会話のコツをつかみ、良い人間関係につなげてほしい」とアドバイスした。

　このあと、テーマ別の分科会が開かれ、ＰＴＡ活動の運営、地域・学校との連携、子どもへの携帯電話やスマートフォン、タブレットの持たせ方とかかわり方などについて協議。参加者は積極的に意見を交わした。

(関係団体 2018-11-21付)