遊び通しポイント紹介 走力向上に関しポスター
(市町村 2019-04-11付)

江別体力向上事業ポスター
北翔大の大宮准教授による保護者へのメッセージも掲載(クリックすると拡大表示されます)

 江別市教委は、児童生徒体力向上事業の一環として、遊びを通して速く走るポイントを紹介するポスターを作成した。30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査において、走力が課題になっていることを踏まえ、前年度の内容を更新した。30年度配布した市内小学校17校、体育館・公民館に加え、31年度は幼稚園など幼児関連施設にも配布する。

 児童生徒体力向上事業は、市内の児童生徒の体力・運動能力の現状を把握し、学校における体育や健康に関する指導の充実および児童生徒の体力向上を図ることが目的。

 22年度から始めた事業で、北翔大学と連携し、ポスター作成や市内小学校における体力向上に向けた運動プログラムを教える出前授業を行っている。

 29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査において、小・中学校の男女いずれも50㍍走が全国平均を下回り、走力が課題となったことから、事業の一環として新たにポスターを作成。

 ポスター作成2年目となる今回、30年度調査でも走力が課題となっていることを踏まえ、前年度と違った切り口でポスターを更新した。

 「遊びの中で早くなろう」とテーマを提示。ポスターでは「両足ジャンプで山をのぼってみよう」「鬼ごっこで友達を追いかけたり追いかけられたりすることでいつも以上の力を発揮することができるよ」など、外遊びを通じて走る力を向上するポイントを示している。

 また、30年度の児童生徒質問紙調査の結果をみると「家の人からの運動のすすめがある」と回答した児童生徒が全国平均を下回っており、市教委は「家庭への情報発信の工夫や継続が必要」と分析。このことから、北翔大生涯スポーツ学部の大宮真一准教授から保護者へ向けたメッセージを掲載し、家庭での啓発を呼びかけている。

 30年度は小学校17校と体育館、公民館を対象にして配布していたが、31年度は保育園・幼稚園など幼児関連施設にも配布対象を広げた。幼児期から遊びを通じて運動習慣を身に付けることによって、小・中学校および高校への継続的な体力向上・維持を目指していく。

(市町村 2019-04-11付)

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