道書道教育連盟が釧路大会 “誰でもできる”授業を 小中高連携し各授業公開(関係団体 2019-09-18付)
全道から約130人が参加した
【釧路発】道書道教育連盟(合掌浩孝会長)は13日、道教育大学釧路校で第72回道書写書道教育研究大会釧路大会を開いた。研究主題は「誰にでもできる書写書道の授業を創る」。全道から約130人が参加。小・中・高校それぞれの公開授業や全体提言、分科会を通して、“誰にでもできる”より良い授業への理解を深めた。釧路書写書道教育研究会(村山昌央会長)が主管。
釧路大会は12年ぶり。5年継続研究の最終年に当たり、これまでの研究の成果を披露する場となった。
また、大学を会場として研究大会を開催するのは初めて。道教育大釧路校で教授を務める釧路書写書道教育研究会の村山会長が、本年度末で定年となることをきっかけに、教育大の協力を得た。
公開授業は、小・中・高校でそれぞれ1授業。各校の児童生徒が釧路校の講義室で授業を受けた。各授業は、校種別部会が設定した課題に対応したものとなっており、小学校部会は「誰にでもできる毛筆書写の実践~課題提示にICTを活用した授業」、中学校部会は「誰にでもできる行書指導の実践~グループ交流を位置づけた授業」、高校部会は「誰にでもできる仮名の実践~構成について考える授業」がテーマ。
釧路市立愛国小学校の竹内徹教諭は5年「用紙に対する文字の大きさ」、釧路市立鳥取中学校の中村幸奈教諭が1年「行書で書いてみよう」、霧多布高校の佐々木裕美教諭が1年「仮名の書~高野切第三種の輪郭をとり、構成について考える」を指導した。
引き続き開会式。
あいさつに立った合掌会長は、来年度以降に各校種で新学習指導要領が実施されることにふれ、「効果的な学習、指導が求められている」と強調。「新たな時代が訪れようとしている。研究の積み重ねの上にさらなる実践を」と述べ、会員の研鑚に期待を寄せた。村山会長、川端雄一釧路教育局長(井川智次長代読)、浅利祐一道教育大釧路校キャンパス長があいさつし、大会の成功を祈念した。
全体提言では、斉藤敦司研究部長が「釧路大会概要」、米川順義事務局長が「釧路小中高大の連携」と題して発表した。分科会は校種別に行い、公開授業の内容をもとに活発に討議した。
(関係団体 2019-09-18付)
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