道教委が体つくり運動動画配信　体育授業での活用を　手軽にできる多様な運動提案

（道・道教委 2019-10-09付）

　道教委は、動画「体育授業の改善・充実に向けた体つくり運動」を作成し、動画投稿サイトＹｏｕＴｕｂｅで配信を開始した。小学校低・中学年向けに手軽に取り組むことができる様々な体つくり運動と、中学生向けにタグラグビーをもとにした「中学生ゴール型ゲーム」の方法を紹介。視聴時間は１～３分程度と短時間で運動内容を確認できるもの。体力向上に向けた取組の参考とするよう活用を呼びかけている。

　道教委の平成３０年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査北海道版結果報告書では、子どもたちの体力向上に向け、楽しさや達成感を味わうことができる指導方法の工夫など、授業改善や運動を意識した生活習慣の重要性を挙げている。

　道教委は、本年度実施した授業改善等講習会など体育実技研修の内容に基づき「体育授業の改善・充実に向けた体つくり運動」動画をまとめ、動画配信サイトＹｏｕＴｕｂｅで配信。初回となる今回、小学校低・中学年向けの体つくり運動、タグラグビーをもとにした中学生ゴール型ゲームを配信している。

　体つくり運動の動画は、幕別町立幕別小学校の細田泰稔教諭、中標津町立中標津東小学校の荒井健教諭が講師を担当。道具を使わず人数に応じて取り組める運動や、ボール、長縄、フラフープ、風船や新聞紙などを活用した手軽に取り組むことのできる計１９種類の運動を紹介している。

　中学生ゴール型ゲーム動画は、道ラグビーフットボール協会の吉田甲大氏が講師を務め、陣地を取り合うタグ取り合戦やボールパスリレーのほか、１対１、２対２、５対５によるゲーム方法とルールを紹介している。

　道教委のＷｅｂページ、または子どもの体力向上推進資料『ＭＥＴｓ』に記載されたＱＲコードから動画サイトに接続できる。随時動画を追加配信する予定で、道教委は体力向上に向けた取組の参考とするよう活用を呼びかけている。

(道・道教委 2019-10-09付)