道公教が北見で第５ブロック研修会　働きがいを忘れずに　伊賀オホーツク局長が講演

（関係団体 2019-10-31付）

約６０人が参加した

　【網走発】道公立学校教頭会（＝道公教、安田仁昭会長）は２５日、北見市内のホテル黒部で第５ブロック研修会を開いた。約６０人が参加。研究主題「豊かな人間性と創造性を育み未来を拓く学校教育～豊かな心とたくましく生きる力を育む　活力ある学校づくりの推進」のもと、講演や研究協議を実施。講演を行ったオホーツク教育局の伊賀治康局長は働き方改革について、生きがいや働きがいを犠牲にしない取組の必要性を訴えた。

　道公教および釧路市小中学校教頭会、釧路小中学校教頭会、帯広市教頭会、十勝管内小中学校教頭会、根室管内公立小中学校教頭会、オホーツク管内小中学校教頭会から役員などが参加した。主管はオホーツク管内小中学校教頭会。

　冒頭、道公教の吉本将樹事務局（会計）があいさつに立ち、過日開催された研究大会後志大会の内容などについて報告するとともに、「研修会が教頭の職能向上につながり、第５ブロックの活動がさらに充実・発展すれば」と期待した。

　オホーツク管内小中学校教頭会の信田雅守会長は、主管教頭会として充実した運営に努める考えを示したほか、有意義な研修会となることを期待した。

　来賓祝辞では、オホーツク教育局の伊賀局長が、「教職員の健康管理はもとより、自身の健康管理にも十分に気を配りながら、今後も学校運営の要として教職員の適切な指導助言に努め、常に学び合い、高め合う職場づくりを進めて」と呼びかけた。

　引き続き、伊賀局長が「学校における働き方改革について」と題して講演。

　前職で道教委教職員課服務担当課長として働き方改革推進に取り組んでいた経験などをもとに、教員の勤務時間の実態や教員志願者数が減少している状況などを示し、「学校を魅力的な職場にしていかないと教員が確保できなくなる」と強調した。

　その上で、学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」や新しい時代を支える働き方改革促進事業など道教委の取組、管内各学校の事例などを紹介し、働き方改革の取組の推進を求めた。

　一方で、時間削減と生産性向上ばかりに焦点を当てて生きがいや働きがいがなくなってしまうことがないよう、「生きがいを犠牲にしない」ことを呼びかけた。

　このあと、研究協議を行い、道公教および各地区の代表者が活動内容などを報告した。

(関係団体 2019-10-31付)