建設業者協力し植樹　自然保護の大切さ学ぶ　環境に優しい工法で６０本　長沼町舞鶴小

（学校 2019-11-06付）

エゾヤマザクラやトドマツなどを植えた

　【岩見沢発】長沼町立舞鶴小学校（松縄義道校長）は１０月２８日、同校付近の公園で植樹会を開いた。岩見沢市のこぶし建設㈱協力のもと、全校児童や町内会員など３６人が参加。環境に優しいバイオブロック工法でエゾヤマザクラやトドマツなど６０本を植え、地域住民とふれ合うとともに自然環境保護の大切さを学んだ。

　自然に関心をもたせ、地域とのつながりを大切にしてもらうのが目的。同校は本年度で閉校するため、今回が最後の取組となった。

　こぶし建設の和田淳常務執行役員技術管理部長があいさつ。「地域へ感謝の気持ちを伝え、子どもたちの記念となるような植樹会にしたい」と述べた。

　続いて、バイオブロック工法普及連絡協議会で事務局長を務める尾谷百合子さんが説明。再生紙段ボールを使って種から木を育てる植樹ポット「カミネッコン」を使って植樹することで、根を切ることなく災害などで倒れにくい木が育つことを紹介した。

　松縄校長は植えた木について「うまく根付けば人間より長生きする。皆さんの子どもや孫の成長をみていく木になれば。大人になっても植えた木の成長を確認に来てほしい」と呼びかけた。

　参加した児童の一人は「しっかり倒れないように支えながら木を植えるのが楽しかった。この木の成長を見ていきたい」と話した。

(学校 2019-11-06付)