十勝管内小中学校教頭会が研究大会　成果を共有する機会に　笠松会長　参加１００人へ要請

（関係団体 2019-11-28付）

３ヵ年継続研究３年次の成果を披露した

　【帯広発】十勝管内小中学校教頭会（笠松真一郎会長）は２２日、幕別町内の十勝教育研修センターで令和元年度研究大会を開いた。会員と来賓合わせ約１００人が参加。笠松会長はあいさつの中で、研究成果を共有し、習得する機会とするよう求めた。

　全国統一研究主題のもと、同会では研究主題に「十勝の特性を踏まえたカリキュラム・マネジメントの充実～校内組織づくりと地域・校種間連携における教頭の役割を通して」を設定し、研究を推進している。本年度は３ヵ年継続研究の最終年度。

　笠松会長があいさつ。

　大会を通して「研究成果を共有し、自ら研鑚し、習得する機会としてほしい」と呼びかけるとともに、本年度のテーマ「連携・協働し、学び合う教頭会」にふれ、「自らの自己変革を行う一助となれば」と述べた。

　来賓あいさつでは、十勝教育局の松井晃之次長が登壇。①学力向上に向けたマネジメント機能の充実②生徒指導の充実③教職員の服務規律の厳正な保持―の３点を求めた。

　引き続き、十勝小・中校長会の小澤一記会長があいさつ。

　研究を進める中で学校運営力を高めていることに敬意を表した上で、①業務推進における組織の大切さ②学校運営における校長と教頭の連携の重要性―の２点について述べ、校長会・教頭会の連携によって管内教育を進める決意を示した。

　つぎに、山形大学工学部の城戸淳二教授が「地域づくりは人づくり」と題して講演。まちづくりと人材育成について知識を深めた。

　続く全体会では、テーマ「十勝の特性を踏まえたカリキュラム・マネジメントの充実」に基づき、芽室町立芽室南小学校の佐藤貴光教頭が提言。

　また、５分科会に分かれて研究協議し、学校管理職としての資質向上に向け、研鑚を積んだ。

(関係団体 2019-11-28付)