余市町大川小で小樽開建出前講座　必要性など理解深化　整備中の倶知安余市道路

（学校 2019-12-18付）

クイズを交えて道路の整備効果を学んだ

　【小樽発】余市町立大川小学校（小林稔史校長）で１２日、開発局小樽開発建設部小樽道路事務所主催の高速道路に関する出前講座が行われた。５年生４０人が参加。説明や実験を通して、現在整備中の倶知安余市道路の必要性について理解を深めた。

　今後、工事が本格化する倶知安余市道路の概要や整備効果について広く知ってもらうことを目的に、小樽道路事務所が企画。講師は、若手職員で構成するプロジェクトチーム「たるどう・ファイブ」の３人が担当した。

　前半は座学。小樽道路事務所では、人々が安全、快適に道路を利用できるよう道路の新設や維持補修に取り組んでいることを伝えた。

　倶知安余市道路の必要性について、クイズを交え分かりやすく説明。倶知安から札幌の病院まで急病人を搬送する場合、同ルートが開通することで３５分間の短縮となることなどを紹介した。

　後半は、実験を通して、①道路になぜ塩をまくのか②液状化とは③トンネルはなぜ崩れないのか―という疑問に回答。児童は、楽しみながら道路事業への理解を深めた。

　小林校長は「身近で大規模なインフラ整備が進められ、現場見学や座学を経験した子どもたちが将来この道路を利用するとなれば、まさに生きた学びになる」と話した。

(学校 2019-12-18付)