道教委　アドバンスト学習キャンプ　学習計画の立て方は　十勝の高校生　進学意欲高揚

（道・道教委 2020-01-17付）

　【帯広発】道教委は１０日から３日間、ネイパル足寄でアドバンスト学習キャンプを開いた。道の新規事業「未来を切り拓く資質・能力を育む高校教育推進事業」の一環。本年度指定校の足寄高校をはじめ、幕別清陵高校や帯広緑陽高校から１・２年生１９人が参加。㈱ベネッセコーポレーションの職員から学習計画の立て方などの指導を受けたほか、国語・英語・数学の特別講習に参加して進学意欲の高揚を図った。

　未来を切り拓く資質・能力を育む高校教育推進事業は、思考力、判断力、表現力などの育成に向けて取り組む次世代人材育成プロジェクトの１つ。

　アドバンスト学習キャンプは、選抜性の高い国公立大学などへの進学を目指す道内高校生を対象に、進路実現に向けた学力の向上と進学意欲の高揚を図ることが目的。効果的な学習方法への理解を深め、進学指導に優れた教員などによる講義や生徒間の学習交流など、学力向上や大学進学意欲の高揚に資する学習合宿を開催するもの。

　初日、生徒たちは施設利用のオリエンテーションを受けたあと、ベネッセコーポレーションの近藤優人氏による講演「今後の進路指導に向けた学習計画の立て方・勉強方法」を受講した。

　近藤氏は難関大学における合格者の得点率などを示しながら、「大学合格に向けて、授業で行われた範囲を徹底的に身に付けることが大切」と強調。試験に向けた暗記内容や思考方法、答案作成方法などを説明し、学習計画の立て方などを指導した。

　このあと、初日午後から３日目にかけ、国語・数学・英語の特別講習を９０分３コマで展開した。

　講師は国語が帯広柏葉高校の上村剛教諭、数学が帯広柏葉高の加藤秀和教諭、英語は札幌南高校の大塚徹教諭が務めた。

　生徒たちは特別講習を受け、大学進学に向けて必要な知識や心構えなどを養った。

(道・道教委 2020-01-17付)