道教育推進会議第８期第３回会議　オンライン含め研修検討　教員のＩＣＴ活用力育成で

（道・道教委 2020-08-03付）

元年度活動状況について協議

　道教育推進会議（大野栄三会長）は７月中旬、札幌市内の道第２水産ビルで第８期第３回会議を開いた。令和元年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書原案に対する委員の質問に、道教委が回答。学力向上、情報教育や感染症対策など、今後の方針と報告書への反映内容を伝えた。教員のＩＣＴ活用能力の育成に向けては、オンラインを含む効率的・効果的な研修を今後も検討していくとした。

　道教委の附属機関である道教育推進会議は、条例に基づき、道教委の管理・執行状況の点検・評価、諮問に応じて基本的な計画の策定・変更に関する調査審議を所掌している。

　新型コロナウイルス感染症の影響によって４月の第２回会議を書面開催とし、元年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書原案に対する委員の質問に回答した。

　池野敦総務政策局長のあいさつに続き、新免寛啓教育政策課長が委員の質問について回答。学力の向上に向けた方策として、本年度は全管内に配置された授業改善推進員の資質・能力の向上に向け、全道研修会、ブロック別研修会を開く方針を伝えた。

　ＩＣＴ活用能力の育成に向けては、道立教育研究所で実施している研修の充実を図っていくとし、オンライン研修会を含む効率的・効果的な研修の実施を検討する考えを表明。情報教育の充実に向けて、ＩＣＴ機器の整備と併せて授業モデルを作成・公開し、先進事例の普及を図っていくなど今後の方針を示した。

(道・道教委 2020-08-03付)