道研　クラウドサービス活用研修　省力化した集計法など紹介　全道５５４人がＩＣＴ活用理解

（道・道教委 2020-08-04付）

Ｚｏｏｍで道内各地に配信した

　道立教育研究所は７月２９日、ウェブ会議システムＺｏｏｍを用いて、ＧＩＧＡスクール構想の実現に向けた第２回クラウドサービス活用研修を開いた。教職員の入力・集計作業を削減するアンケート集計など、様々なクラウドサービスの活用方法を紹介。Ｚｏｏｍを通して全道から５５４人が参加し、ＩＣＴの効果的な活用方法への理解を深めた。

　研修は、児童生徒一人ひとりの学習記録等の教育ビックデータの収集・分析や、家庭でのＩＣＴを活用した学習を止めない環境の実現に向けたクラウドサービス活用の実際について理解を深めることが目的。道内１４８ヵ所から、オンラインで５５４人が参加した。

　附属情報処理教育センターの松山淳一郎主査と山寺潤主任研究研修主事が講師を務めた。

　はじめに、クラウドサービスについて紹介。利用することによる従来からの変更点として、保存したファイルをどの場所にいても使用できることを説明した。ＵＳＢなどに保存して物理的に持ち運ぶことがなくなるため、紛失の危険性がないことを伝えた。

　利点として、インターネット上のクラウドアプリを使用できることを説明。クラスでのアンケート集計をＧｏｏｇｌｅ　Ｆｏｒｍｓなどを使うことですぐに確認できることを伝えた。

　このほか、Ｇｏｏｇｌｅ　Cｌａｓｓｒｏｏｍの利用方法について説明した。

　道立教育研究所は研修参加者を支援。研修動画をオンデマンドとして再度視聴することができるほか、校内研修用のマニュアルなどを提供する。

(道・道教委 2020-08-04付)