道教委　第７回夜間中学等協議会情報提供資料１１月配布　小松局長　教育機会確保を　

（道・道教委 2020-10-22付）

　道教委は１９日、道庁別館で第７回夜間中学等に関する協議会を開いた。各市町村への情報提供資料『公立夜間中学設置等による教育機会の確保に向けて』の作成について協議。小松智子学校教育局長は、１１月の各市町村教委への配布に向け準備を進めていくとした。

　協議会は、夜間中学における就学機会の提供、その他の必要な措置に関する事務について、道、市町村の役割分担の協議や事務実施に当たっての連絡調整を行うもの。この日、道教委や札幌市教委をはじめ、学校、ＰＴＡ、学識経験者ら協議会の構成員１０人、オブザーバー２人の計１２人が出席した。

　新型コロナウイルス感染症の影響で、当初予定していた３月の開催を延期。書面による委員からの意見集約を経て、この日の協議会開催となった。

　開会に当たり小松学校教育局長は、依然として新型コロナウイルス感染症の収束がみられず憂慮すべき状況が続いていることから、感染拡大のリスクを可能な限り低減させて教育活動を継続する必要性や、関係機関の緊密な連携による教育機会の確保に向けた取組の重要性を示した。

　議事に入り、事務局が『公立夜間中学設置等による教育機会の確保に向けて』について説明。

　書面で寄せられた委員の意見、文章の変更やＱ＆Ａの追加項目などの修正個所が示され、その内容等について協議した。

　その後行われた情報提供では、札幌市教委の相沢克明学校教育部長が市内における公立夜間中学の設置に向けたスケジュールやアンケート調査結果の概要を示し、公立夜間中学設置にかかる基本計画の策定など今後のスケジュールを伝えた。

　最後に小松局長は、１１月の各市町村教委への資料配布に向け準備を進めるとともに、自主夜間中学のある市町村などとの意見交換も進めていく考えを示した。次回協議会は来年２月以降に開催される予定。

(道・道教委 2020-10-22付)