道教委 高校生の小中学生指導体験 教職への憧れ 一層強く 網走南ヶ丘高9人 授業など(道・道教委 2020-10-20付)
網走小で体育の指導を体験する生徒
【網走発】道教委は12日から3日間、教員養成大学を志望する高校生を対象にインターンシップを行った。網走南ヶ丘高校(渡辺淳一校長)の3年生9人が網走市立網走小学校(吉田昌広校長)と第一中学校(北野浩幸校長)で授業や給食指導などを体験。網走小では、生徒が指導内容を考えた授業を行う場面もあり、児童との交流などを通して教員のやりがいを実感していた。
教員の職務、学校教育の内容、子どもとふれ合う楽しさなどについて理解を深め、教職に魅力を感じ、教員を目指す意思をもって教員養成大学を志望できるようにすることが目的。前年度、石狩管内と釧路管内で試行し、本年度から本格実施した。
今回は、教員養成大学への進学を希望している網走南ヶ丘高3年生を対象に実施。12~13日に行われた第一中のインターンシップに5人、13~14日の網走小に4人が参加した。
網走小では、1・2年生の各学級に生徒を一人ずつ配置し、学級担任のサポートのもと授業や給食指導、清掃指導などを体験した。
1年生の体育では、ボールを使った運動を実施。高校生たちが指導内容を考え、投げ方や蹴り方などを児童に助言した。
2年生の図工では、高校生たちは机間を回りながら「何をつくるの?」などと話しかけ、児童とふれ合った。
保健体育の教員を目指しているという木幡遥香さんは「最初は緊張していたが、子どもたちが積極的に話しかけてくれてすぐに打ち解けられた。教員になりたいという夢も応援してくれて、モチベーションが上がった」と話していた。
木幡さんのサポートに当たった2年2組担任の蝦名穂香教諭は「明るさの中に優しさがあると感じた。その優しさで子どもたちを見守ってくれていた」と話していた。
来年1月には、1・2年生対象のインターンシップを実施する予定。受け入れ校は今回と同様に網走小と第一中となっている。
(道・道教委 2020-10-20付)
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